ブラッド・ピットは、本当にワインビジネスを成功させたのか。アンジェリーナ・ジョリーの主張に注目が集まっている。
現在、共同所有していたフランスのワイナリー「シャトー・ミラヴァル」をめぐって法廷バトルを繰り広げているブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの元夫婦。7月10日(月)にアンジェリーナ側が提出した法廷文書は、ブラッドがワインビジネスを「築き上げた」と主張していることを容赦なく皮肉り、「せいぜいワイン畑を訪れて、ワインを実際に造っているフランス人労働者の仕事ぶりに感心している程度」だと訴えている。
ブラッドは2014年、ワイン雑誌の中で「いまは農家をやっているんだ」と語り、「どの畑がどのブドウに適しているか、『今日収穫するのか?糖度は?酸味は?雨は降るのか?』といった9月、10月の葛藤(かっとう)とか。そういったことすべてが勉強になる」と、ワイン造りに心血を注いでいることを明かしていた。
そのため、離婚後、アンジェリーナが、自身の持つシャトー・ミラヴァルの権利を勝手に売却したと知ったブラッドは、これまでの努力が台無しになるのではないかと危惧(きぐ)し、裁判所に訴えたのだった。
一方、アンジェリーナ側は、ブラッドが「真剣にワインビジネスに取り組んでいた」という主張に猛反論。「ピットは俳優であり、ワインメーカーではない。彼がやっているのは幻想だ。土やブドウを扱っているわけではない」と辛らつな言葉で批判した。その上でアンジェリーナ側は、「彼は数年にわたって、ビジネスを『築き上げた』としているが、この間、何十本もの映画を撮影し、出演し、あらゆるプロモーション活動に参加してきた。プレミア上映のために世界中を飛び回り、パーティーに出席していた」「彼がブドウ畑を訪れていたことは間違いないが、実際にビジネスを成功させたのはフランス人労働者であり、ピットは彼らの仕事ぶりを称えただけだ。彼はブドウ栽培者ではない」と付け加えている。
この件について、Page Sixはブラッドにコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。