BTSのリーダーであるRMは、アイドルキャリアの初期に他のラッパーからディスされたことについて振り返り、「ある意味、誰もが一度は経験しなければならないもの」と感じたと述べている。
BTSのメンバーは、新しい回顧録『Beyond the Story: 10-Year Record of BTS』で、2013年のデビュー以前から現在までのキャリアについて、共同著者の記者に語っている。RMは、自身とBTSのメンバーであるラッパーのSUGAが、ヒップホップシーンでキャリアをスタートさせたにもかかわらず、アイドルとしてのキャリアを追求したことに対し、ラッパーのB-Freeからディスられた出来事について振り返った。
RMは、「同じ業界の人間から面と向かって侮辱的な言葉を浴びるということ・・・それは韓国語の『moyok(侮辱を意味する)』はあまりにも平たく感じられます。英語の『insult(こけにする / 侮蔑(ぶべつ)を意味する)』という言葉以上にふさわしい言葉が思い浮かびません」と述べた。
B-Freeの件は、BTSファンの間では比較的よく知られており、グループのデビュー直後に起こったとされる。回顧録によれば、RMとSUGAは2013年11月に放送されたポッドキャスト「Kim Bong-hyun’s Hip-Hop Invitational」の1周年記念エピソードに出演。YouTubeにアップロードされた収録の一部が残されており、その中でB-FreeはBTSの音楽を聴いたことがないと言及。そして彼らのアイドルとしての姿を嘲笑し、彼らが「ラッパーとしての道を進むことができたはずだが、お金の誘惑に抗えなかった」と述べた。
B-Freeは、後に2016年の一連のツイートでBTSに対する「意地悪なコメント」を謝罪し、それに対するバックラッシュによって「やりすぎた」と気づいたものの認めたくなかったと明かした。B-Freeは「彼らを攻撃するのは間違っていた」とし、後に「他の人がしたいことに対して他人を憎むことは間違っている」と述べた。2019年にも再び謝罪し、BTSとグループのファンに対して「引き起こした感情的な苦痛について、本当に申し訳ない」とツイートしている。
最終的に、RMは回顧録で、この出来事は避けられないものだったと感じていると明かした。「振り返ると、誰もが一度は経験しなければならないような何かを経験したように感じます」と彼はコメントしている。