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ネットフリックス「ダーマー」がエミー賞13部門ノミネートしたことで、ジェフリー・ダーマーの遺族が改めてこの番組を批判「ネットフリックスは思いやりよりも利益を重視している」

エヴァン・ピーターズ Photo: Matt Baron/BEI/Shutterstock FILMS/TV SERIES
エヴァン・ピーターズ Photo: Matt Baron/BEI/Shutterstock

先週、エミー賞のノミネートが発表されたが、ネットフリックスの「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」は、悪名高い連続殺人犯ジェフリー・ダーマーを演じたエヴァン・ピーターズの主演男優賞ノミネートを含む、13部門にノミネートされた。これにより再び批判の声が上がっている。

「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」は、「アメリカン・ホラー・ストーリー」のクリエイター、ライアン・マーフィーによるシリーズ。2022年9月にストリーミング配信に登場した際、ダーマーの犠牲者の遺族が、ダーマーの行動とその後の裁判をドラマ化したことを非難し、物議を醸していた。

そしてエミー賞ノミネートが発表された後、被害者遺族代表のトーマス・ジェイコブソンは、ノミネートを非難する声明を発表した。

「このような描写を称賛し、それに報いることによって、ダーマーのような人物の行動を常態化させ、暴力が現実にもたらす結果に対して観客を鈍感にさせる危険性があります」と彼は述べた。

ジェイコブソンは、ダーマーが有罪判決を受け、15回の終身刑を言い渡された1992年の裁判で、何人かの遺族の弁護を担当した。

このシリーズでは、弟のエロール・リンゼイの死に関するリタ・イズベルの感情的な被害者供述など、裁判の重要な場面が再現されていた。

イズベルはInsiderに対し、この番組についてネットフリックスやマーフィーから連絡はなかったと語った。マーフィーは遺族に連絡を取ろうとしたが、誰も応じなかったと主張している。

ジェイコブソンはさらに、「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」のような番組を表彰しても社会が良くなることはないと述べ、ネットフリックスは思いやりよりも利益を重視していると批判した。

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