命の終わりが近いことを悟り、組織に反旗を翻した殺し屋と、頼る者もなく傷ついた美しい女が紡ぎ出す“ハード・クライム・ムービー”『ガルヴェストン』より、海水浴本編シーンが公開された。
主演を務めるのは日本でも圧倒的な知名度と人気を誇る女優エル・ファニングと、『インフェルノ』『疑惑のチャンピオン』などで知られる実力派曲者俳優ベン・フォスター。
また本作のメガフォンをとったのは『イングロリアス・バスターズ』(09)、『複製された男』(14)等に出演するフランスを代表する国際派女優で、監督としても高い評価を受ける才人メラニー・ロラン。原作は、傑作ドラマシリーズ「TRUE DETECTIVE」、『マグニフィセント・セブン』(17)などの脚本家としても知られるニック・ピゾラットの長編デビュー作「逃亡のガルヴェストン」(早川書房刊)で、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞候補にもなった傑作犯罪小説だ。
『レオン』(95)、『ドライヴ』(12)といった名作を彷彿とさせる、繊細なストーリーテリングと映像美だけでなく、時に目を背けたくなるほどに荒々しいヴァイオレンスまでも見事に描ききり、様々な映画祭に出品され高い評価を獲得した作品。
【動画】映画『ガルヴェストン』本編映像:海水浴シーン
本作はボスの裏切りにあい、裏社会から追われる身となったロイ(ベン・ファスター)と、組織に囚われた家出少女で、娼婦を生業としていいたロッキー(エル・ファニング)との、危険な逃避行が映し出されていく。
二人が逃亡先として向かうのは、ロイの思い出の地であるガルヴェストン。テキサス州に実在する街“ガルヴェストン”は、ビーチリゾートとして人気を博しており、今回解禁する本編映像では美しい砂浜を映し出すとともに、エル・ファニング演じるロッキーと、妹・ティファニーが海水浴を楽しむ瞬間を収めている。
ロッキーは青いビキニ姿を披露し、妹・ティファニーと海で遊び尽くし、心の底から楽しんでいる様子が伺える。その事を証明するように、ビーチに連れてきたロイに対して、はにかみながら「ありがとう」とお礼を伝えており、とてつもなく可愛いエルの演技が際立つシーンに仕上がっている。しかし最後に哀愁な表情を見せており、この後起こる予想外の出来事を予見しているのかも知れない・・・。
エルと初共演を果たした、演技派俳優ベン・フォスターは「エルは役者として肝が据わってる。思い上がったところもまったくないしね。前向きで、礼儀正しくて、何事にも挑戦しようという意欲がある。そこら辺にいる気分屋の女優とは全く別物だったね。
共演者と通じ会えれば、映画もより良いものになる。彼女は俺から最高の演技を引き出してくれた。共演者として、これほどありがたいことはほかにないよ」と、称賛している。
開催中のカンヌ国際映画祭の審査員を務めるエルの、女優魂を感じ取れる演技力に注目だ。
あらすじ
故郷を捨て裏社会で生きてきたロイ(ベン・フォスター)がその日、ボスの勧めで行った病院で見せられたのは、まるで雪が舞うように白くモヤがかかった自分の肺のレントゲン写真だった。命の終わりが近いことを悟った彼は「どうせクソみたいな人生だ。死ぬならそれも仕方ない」そう自分に言い聞かせる。だが死への恐怖は彼を追い込み、苛立たせてゆく。その夜いつものようにボスに命じられるまま向かった“仕事先”で、ロイは突然何者かに襲われる。組織に切り捨てられたことを知った彼は、とっさに相手を撃ち殺し、その場に囚われていた若い女(エル・ファニング)を連れて逃亡する。彼女の名前はロッキー。家を飛び出し、行くあてもなく身体を売って生活していたという。組織は確実に 2 人を追ってくるだろう。全てを失い孤独な平穏を願いながらも女を見捨てることのできないロイと、他に頼る者もなく孤独な未来を恐れるロッキー。傷だらけの 2 人の、果てなき逃避行が幕を開ける。
公開情報
『ガルヴェストン』
新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開中
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