米電気自動車大手テスラ社のCEOで米X(※)のイーロン・マスク(52)が、ツイッターのロゴを変更することをほのめかした。
※ツイッター社と合併したイーロンの企業「Xコーポレーション」のこと。
イーロンは7月23日(現地時間)、「もうすぐ僕らはTwitterブランドにサヨナラを告げなければならない。徐々にすべての鳥たちにも」と投稿。さらに「満足する『X』のロゴが今夜投稿されれば、僕らは明日、世界中に公開するだろう」ともつづり、ツイッターのロゴマークである「青い鳥」の変更を考えていることを明かした。
And soon we shall bid adieu to the twitter brand and, gradually, all the birds
— Elon Musk (@elonmusk) July 23, 2023
その後、イーロンはツイッターに点滅する「X」の画像を投稿。また、Twitterスペース(※)にて、Twitterのロゴが変わるのか尋ねられると、「イエス」と回答。ロゴの変更について「ずっと前にやるべきだった」とも述べたという。
※Twitterのユーザーが集まって音声を使い自分たちで作り上げるTwitterのコミュニティ。
— Elon Musk (@elonmusk) July 23, 2023
イーロンは昨年10月、ツイッター社を440億ドル(約6兆6000億円)で買収。その後、同社のCEO(最高経営責任者)に就いたイーロンは、経営の立て直しのため従業員を大量解雇したり、認証バッジを有料化したり、中国の人気SNS「WeChat」のようなスーパーアプリを作ろうと社名を「X」に変更したりと、大胆な改革を行ってきた。
なお、ツイッターのウェブサイトは「青い鳥」のロゴについて、「私たちのもっとも認識可能な資産」「それが、私たちが(青い鳥のロゴを)守っている理由です」と説明している。一方イーロンは「青い鳥」に何ら未練はないのか、自身のアカウントのアイコンを「X」のロゴ画像にしている。
しかしながら、イーロンにはツイッターのリブランディングよりもまず先に解決しなければいけない問題がある。18日、ツイッター社の元社員たちは少なくとも5億ドル(約700億円)の退職金を支払う義務があるとして同社を相手取り集団訴訟を起こしている。