今年1月、回顧録「SPARE/スペア」を出版したヘンリー王子。幼少期から現在にいたるまで、王室での扱いやメーガン妃との結婚の舞台裏などを赤裸々につづり、ベストセラーとなったが、英国王室は、衝撃的な回顧録にウンザリしているようだ。
ある王室専門家によれば、王室はまた新たな回顧録が出版され自分たちがこれ以上攻撃されないよう、できる限りのことをしているという。
王室の伝記作家クリストファー・アンダーセンは、王室幹部が今、一番望まないことは、「別の子どもが本を書くこと」だと語った。
アンダーセンはジョージ王子について語り、ヘンリー王子と同じ道をたどらないか心配しているようだった。「(王室は)ジョージ王子のきょうだいに対する気持ちを考えなければなりません。ジョージ王子にはプレッシャーがあるんです」と『Us Weekly』誌にコメント。王位継承権第2位であるジョージ王子は、妹のシャーロット王女(8)と弟のルイ王子(5)に後々頼る必要があると付け加えた。「ジョージ王子には、プレッシャーを和らげ、重荷を分かち合うことができる2人のきょうだいがいます」としながらも、「王室は、他の子どもが本を書くことを望んでいません」「明らかに、ヘンリー王子は兄の影にいることでとても傷ついた。彼らはそのことに気づいていると思います」と続けた。
王室の専門家は、ジョージ王子ときょうだいの間の「家族の絆」は「はるかに健全である」と付け加えた。
また、サセックス公爵の元伝記作家であるアンジェラ・レヴィンも、王室に厳しい警告を発した。「ケイトとウィリアムは、彼(ジョージ)を助けるためにそこにいます」「しかし、ヘンリー王子の悪影響から遠ざける必要があります」と続けている。
ヘンリー王子は回顧録で、シャーロット王女とルイ王子がジョージ王子の “スペア “として育つことへの不安を詳述している。「この3人の子どもたちのうち、少なくとも1人はスペアの僕と同じようになる。そして、それは僕を傷つけ、心配させるのです」とつづっていた。