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ウクライナ侵攻により、映画『バービー』が公開されないロシアで“バービー現象”巻き起こる! 海賊版が映画館上映、 なんと議員もピンクの衣装を身につけるなど、多くの人が『バービー』に夢中[写真あり]

ロシア人のインスタグラムアカウントより FILMS/TV SERIES
ロシア人のインスタグラムアカウントより

ウクライナ侵攻により、ロシアでは映画『バービー』を合法的に鑑賞することができないが、そんな中、『バービー』に夢中になるロシア人が多くいるようだ。 欧米企業がロシアでの映画上映を拒否しているにもかかわらず、海賊版が出回っている。Insiderが報じている。

グレタ・ガーウィグの『バービー』は7月21日に米公開されたが、ロシアでは公開されていない。それにもかかわらず、ロシアの映画ファンや企業は、ピンクの衣装を披露したり、非公式なイベントを開催したりして、このムーブメントに便乗しようと頑張っているようだ。一部の映画館では、高画質の海賊版を違法に上映し、新作映画を上映しているのだという。

そしてロシア全土で、バーやカフェ、パン屋がバービーをテーマにしたイベントを立ち上げ、バービーの美学を取り入れる人が続出。また、ロシアの元テレビ司会者のクセニア・ソブチャクは、映画館で観たのか、自宅からストリーミングで観たのかは不明だが、この映画を観ている動画を投稿した。ロシアの国会であるドゥーマでは、数人の議員が映画の公開にちなんでピンクの衣装でポーズをとった。

ロシアの有名人やインフルエンサーたちも、バービーの服を着たり、アクアの「バービー・ガール」の歌に合わせて口パクをしたりする動画や画像をインスタグラムに投稿した。

Tanya Tuzova

Tanya Tuzova

マテル社の人形がロシアで波紋を呼んだのはこれが初めてではない。プーチン大統領は2002年、他の西洋玩具とともにバービーを禁止した。ロシア教育省は、このおもちゃは子どもたちに 「有害な影響 」を与え、「性的衝動を呼び覚ます」、「消費主義を助長すると考えられる」と発表していた。

映画『バービー』は、8 月 11 日(金)に日本公開となる。スタイリッシュなファッションと明るいキャラクターで、多くの女性を虜にしてきたバービーを演じるのは、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』のマーゴット・ロビー。ケンを演じるのは、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー主演男優賞にノミネートされた、ライアン・ゴズリング。監督は『レディ・バード』でアカデミー監督賞・脚本賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグが務める。豪華俳優陣が出演するとあって、この夏もっとも期待される作品のひとつとなっている。

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