歌手のジャスティン・ビーバーが以前、MVの撮影で使用された場所へファンが殺到。現在は閉鎖されたスポットだが、それでもファンは「わいろ」を使いセルフィーを撮りに来ているという事実が明らかとなった。
ジャスティン・ビーバーは楽曲「I’ll Show You」のミュージックビデオの撮影で、世界で最も美しい渓谷と呼ばれるアイスランドのフャズラオルグリューブル峡谷を使用。ここは有名な観光地の一つで、長さ2キロメートルの渓谷に、100メートルの深さと、険しい草原が広がっている。
このジャスティンのMVが公開後、観光客が急増。それにより、渓谷の地盤がゆるみ、生態系は悪化。アイスランドの環境庁はこの場所を6月1日まで一般公開を中止している。
Justin Bieber – I’ll Show You (Official Video)
しかしそれでもなお、この土地を訪れセルフィーを撮ろうというファンが絶えないという。渓谷の警備をしている人物によると、プレゼントやわいろをその人物にオファーし、ゲートを開けてくれと頼むのだそう。
警備員は「その人達の国の食べ物がもっとも多いわいろです。最近は“ドバイへの旅行をプレゼントするから見逃してくれ”と言われたこともあります」と、オドロキの事実を話した。もちろん警備員はこれらのオファーを断り、渓谷を守っているが、それでも勝手にフェンスを乗り越え入る人がいるのだそう。
しかしジャスティンがこのフォズラオルグリューブル渓谷を使用した直後から観光客の数が急増。2017年から2018年の間に15万人からなんと28万2000人にまで増えたという。
アイスランドの環境庁はこの渓谷の環境悪化に関し「すべてをビーバー氏の責任にするのは単純すぎる」とコメント。さらに「一人の有名な人物のたった一つの行動でも、それを追う多くの人々の影響で環境が劇的に悪くなる。自分の行動の結果を深く考えてほしい」と呼びかけている。
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