映画『ハリー・ポッター』シリーズで長らく共演したダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントの3名は撮影終了時に“おそろいのタトゥー”を入れようと話していたようだ。
『アベンジャーズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』など、共演をきっかけに親交を深めた俳優陣がおそろいのタトゥーを入れることは少なくない。『ハリー・ポッター』シリーズで主要キャラクターを演じた彼らも、おそろいタトゥーを入れたいと思っていたようで、当時ルパートは英The Mirrorに対し、次のように語っていた。
「僕らの間ではタトゥーのようなものを入れようという話があった。ハリーの稲妻の傷のようなさりげない何かをね。撮影の終わりを示す、すばらしい方法だと思ったんだ」
しかし、この案は採用されることはなかった。理由は不明だが、『ハリー・ポッター』で主演を務めたダニエルは過去、英The Guardian紙のインタビューにて、タトゥーを入れる気はないことを明かしている。主な理由としては、異なるキャラクターを演じる際、タトゥーを隠さなければいけないことや、『ハリー・ポッター』終了後に控えている役柄のためであった。
「僕はハダカにならなくて良い、継続的な仕事を得なければならないんだけど、何らかの理由でまだ見つかっていなんだよね。キャリアの最初の数年間はヌードがあまりない『ハリー・ポッター』の仕事をしていた。だけど、それ以降の仕事ではほとんど毎回ヌードシーンがあるんだよね」
ダニエルは『ハリー・ポッター』以降、舞台「エクウス」や『ホーンズ 容疑者と告白の角』(2013)など、ヌードを含むプロジェクトに多く参加してきた。また、“ハリー・ポッター”のイメージを払拭するためにあえて奇妙な映画に出演していることも明かしている。
『ハリー・ポッター』はダニエルにとって大事な作品であることには変わりないが、様々な作品に出演し俳優としてのキャリアを重ねていきたい、心機一転したいといった思いから、タトゥーを入れなかったのかもしれない。