人気歌手のリゾがSZAと共に共同ヘッドライナーを務める予定だった「メイド・イン・アメリカ・フェスティバル」。しかし、リゾがセクハラ訴訟を起こされてから1週間後に、キャンセルとなってしまった。
同フェスティバルの主催者は、「プロダクションのコントロールの及ばない深刻な状況のため、2023メイド・イン・アメリカ・フェスティバルは開催されなくなりました」とツイートした。「この決断は困難なものであり、軽々しくなされたものでも、熟考なしになされたものでもありません」と続けている。
— Made In America Festival (@MIAFestival) August 8, 2023
フィラデルフィアで9月2日と9月3日に開催される予定だったこのフェスティバルについて、主催者は「音楽ファンやコンサートに行く人たちに卓越した体験を提供してきた伝統があり、常にトップクラスのフェスティバル体験を提供することが私たちのコミットメントです」と述べた。
すべてのチケット保持者に返金対応がなされ、毎年恒例の同イベントは2024年にフィラデルフィアのベンジャミン・フランクリン・パークウェイに戻ってくる予定だという。
メイド・イン・アメリカ・フェスティバルは2012年からジェイ・Zの「Roc Nation」によって運営されている。このイベントが中止されたのは、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックの時だけだった。
今回の主催者が発表した声明の中には、リゾの法的トラブルについては言及されなかった。
リゾは現在、元ダンサー3人から訴えられている。告発者は、ボディ・シェイミングとセクハラを主張。訴えの中で、リゾは、アムステルダムのヌードクラブでの夜遊び中にあるダンサーにパフォーマーの胸を触るよう迫ったことや、ダンサーの体重について注意喚起があったとの主張もあった。
これに対しリゾは「通常、私は虚偽の申し立てには反応しないことにしていますが、これらの申し立ては信じられないようなもので、あまりにも非道なものです」と真っ向から否定している。
