人気海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」や、その続編「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」のミスター・ビッグ役で知られる俳優のクリス・ノースは、2021年に彼に対して提起された性的暴行の告発に対処した。
クリスはUSA Todayのインタビューに応じ、彼が悪いことをしたのは、11年間連れ添った妻、タラ・ウィルソンを裏切ったことだけだと語った。
「僕は妻を裏切ってしまった。それは妻を打ちのめすもだった」と話しながらも、クリスは、今回の件に関して「犯罪ではない」と主張している。
クリスとタラは10年以上の交際の後、2012年に結婚式を挙げた。夫妻は現在も結婚している。
2021年12月、2人の女性がハリウッド・レポーター紙に対し、クリスから性的暴行を受けたと語った。
この衝撃的な報告に続いて、さらに2人の女性から性的暴行の疑惑が持ち上がった。1人はデイリー・ビースト紙の取材に応じたが名前は伏せており、シンガーソングライターのリサ・ジェンティルは、2002年に無理やりキスされ、体を触られたと語っている。また、俳優のゾーイ・リスター=ジョーンズは、『ロー&オーダー』の撮影現場での性的不適切行為を告発している。
しかしクリスは、刑事告訴はされていない。
最初の疑惑は、「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」が公開された時に明るみに出た。彼の共演者であるサラ・ジェシカ・パーカー、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソンは、名乗り出た女性たちを支持し賞賛すると声明を発表した。
疑惑の後、クリスは所属事務所から解雇され、CBSのドラマ「The Equalizer」からも降板。自身のテキーラ・ブランド『アンバー』の1200万ドルの買収契約を失った。
また、彼は「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」のシーズン1フィナーレへの追加出演もカットされたと報じられている。