先月、7月31日にマサチューセッツ州ボストンのフェンウェイ・パークでコンサートを行った人気歌手のピンク。彼女のコンサート中に、ある妊婦のファンの陣痛が始まり、その後、近くの病院まで歩いて行き男児を出産した。
ブリガム・アンド・ウィメンズ病院が、8月9日にフェイスブックページで発表した長文の声明によると、当時妊娠31週目だったアンジェラ・マーサーさんは、ピンクのサマー・カーニバル・ツアーのボストン公演に参加するため、ニューヨーク州オールバニーから家族とともにはるばるやってきたと言う。
この投稿には、アンジェラさんと生まれたばかりの息子エイセン・ハートくん、そして一緒にコンサートと病院に行った写真も掲載されている。
アンジェラさんは、母親のバーバラさんと義理の妹のエイミーさんと一緒にライブに参加した。病院の声明には、ピンクのボストン公演を見に行ったことが、「バーバラの誕生日を祝うためのガールズトリップ」を兼ねていたことも記されている。
ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の声明によれば、コンサートが始まって間もなく、陣痛ため、3人はコンサートを楽しんだり見たりすることはできなかったそうだ。
電話で医師と相談したアンジェラさんは、母親と義理の姉とともに、すぐにフェンウェイ・パーク(MLBチーム、ボストン・レッドソックスの本拠地)から病院へ向かった。
しかし、ピンクのコンサートで、交通渋滞が発生しており、3人は病院まで車で送ってもらうことができなかった。アンジェラさんたちは、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院へ行くには歩くのが一番早いと判断し、コンサートの衣装を着て、病院へ向かったそうだ。
アンジェラさんは、早期陣痛になった後に助けてくれたブリガム・アンド・ウィメンズ病院への彼女と家族の感謝を表明した。
ピンクは現在、9枚目のスタジオ・アルバム『トラストフォール』(2023年)を引っ提げたサマー・カーニバル・ツアーの真っ最中だ。ツアーは2023年6月7日に始まり、2024年3月19日に終了する。