先日、X(旧ツイッター)にて、サンドラ・ブロックの名前が北米でトレンド入りしたのだが、これは彼女の過去作品『しあわせの隠れ場所』が関連している。
『しあわせの隠れ場所』は、ホームレスのような生活を送っていたマイケル・オアーが、リー・アン・テューイ(サンドラ・ブロック)の家庭に迎え入れられ、アメフト選手としての才能を開花していくストーリー。本作で、サンドラ・ブロックが第82回アカデミー賞の主演女優賞を受賞した。
しかし、実在する元NFL選手のマイケル・オアーが、この映画で描かれたテューイ家の養子縁組はまったくのウソだと主張した。それどころか、本作での彼の半生を描くことで、家族は大金を手にしたが、自分は何も得られなかったと主張している。
この論争の後、Xユーザーは彼女にオスカーを返上するよう求めている。
「サンドラ・ブロックはオスカーを返上すべき」「マイケル・オアー疑惑が本当なら、サンドラ・ブロックからオスカーを奪い返し、『プレシャス』のガボレイ・シディベに与えるべきだ」との声が多く上がっている。
しかし、サンドラを擁護する声もあり、「現実の人々が搾取的な詐欺師や泥棒だったのは、彼女のせいじゃない」、「サンドラ・ブロックがオスカーに値するのは、彼女の演技がとても上手で、テューイ一家に好感を持てたからでしょ」とのコメントもあった。
これを受け、本作でマイケル・オアーを演じた俳優のクイントン・アーロンは、「サンドラ(・ブロック)は喪失感を味わったばかりで、おそらくスポットライトを浴びないようにして、自分の状況をできる限り処理しようとしているんだと思う。私は人々が彼女についてかなり不穏なことを言っているのを聞いた。彼女のことは放っておいて」とファンに呼びかけた。
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