映画『バービー』の監督、グレタ・ガーヴィグが、撮影現場に俳優のティモシー・シャラメが訪問してきた時のことを振り返った。
グレタは、Hollywood First Lookのインタビューで、ティモシーがこの映画に興味を示しただけでなく、自分がキャスティングされなかったことに落胆していたようだと明かした。
「ティモシーは（製作中に）撮影現場に来て、『僕は（映画『バービー』に）出るべきだったよ』って言ったの。それで『そうよね！なぜ出演しないの？』って返したわ」とグレタは語った。
グレタのコメントは、7月10日に行われたシネマブレンドのインタビューを受けてのもので、彼女はシャラメとシアーシャ・ローナンを『バービー』にカメオ出演させようとしたが、スケジュールの都合で出演できなかったことを明かしていた。（ティモシーとシアーシャは、グレタの過去作品に出演している）。
「（ティモシーもシアーシャも）出演できなくて、すごくもやもやしたの。彼らのことは大好きで、子どもたち抜きで何かをするような気分だった。つまり、私は彼らの母親ではないけれど、なんとなく彼らの母親のような気分だったわ」とグレタは続けた。
『バービー』は、すべて完ぺきで幸せな日々を繰り返す“バービーランド”に住むバービー（演：マーゴット・ロビー）とケン（演：ライアン・ゴズリング）が、ひょんなことから“人間世界”へと飛び出すストーリー。日本では8月11日から公開中。
グレタは来日の際に、「『バービー』は観る人全員に向けた映画ですが、特に“自分に対して過度に厳しい女性たち”に向けて『そのままの自分で十分足りていて、あなたには価値があって、いまそこに存在するために理由づけをする必要はない、そこに存在することだけで十分なんだ』と感じてほしいと思っています」と述べていた。
