大物プロデューサーのスクーター・ブラウン(42)が、人気歌手デミ・ロヴァート(31)や、アリアナ・グランデらと決別したという報道に反応した。
つい先日、デミとアリアナが、スクーターと袂を分かつことになったと報じられた後、スクーターはX(旧ツイッター)に「速報…僕はもう自分をマネージングしていない」と、自身のマネージャーを降りたとのジョークを飛ばした。
Breaking news… I’m no longer managing myself
— Scott “Scooter” Braun (@scooterbraun) August 22, 2023
ある情報筋は8月21日、米People誌に対し、デミが4年間仕事を共にしてきたスクーターと決別したと報告。デミは2019年5月、スクーターとのツーショットを添え「みんな!今日私の夢がかなったの。私に新しいマネージャーができたわ!ただの新マネージャーじゃなくて、唯一無二の存在、スクーター・ブラウンよ!こんな幸せなことはないわ。スクーターとの次の章が始まるのがとっても楽しみよ!私のことを信じ、この新しい冒険に関わってくれてありがとう。やってやりましょう!」と彼とのパートナーシップについて、「こんな幸せなことはない」と話していた。
なお、デミとスクーターの関係解消が報じられる前日、スクーターは31歳の誕生日を迎えたデミに対し「もっとも優しい魂を持つ一人に、誕生日おめでとう。ハッピー・バースデー、デミ・ロヴァート」とインスタグラムのストーリー機能を使ってメッセージを贈っていた。
8月22日には、アリアナもスクーターの元を離れたことが報じられた。アリアナは2013年のデビュー・アルバム「ユアーズ・トゥルーリー」のリリース直前に彼の会社「SBプロジェクト」を通じてスクーターと契約。2016年にスクーターを解雇、そして再雇用したことを除けば、アリアナとスクーターは実に10年もの間、一緒に仕事をしてきた。
2018年、スクーターは米Variety誌にアリアナが彼の会社に戻ってきたことについて「彼らは『彼女を絶対連れ戻すな!』と言っていた。だが、僕は『おとなしくして、僕らの真実を行動で示そう』と言ったんだ。そして、クソのようなボーイフレンドたちが去ったとき、彼女はあることについて光明を見いだし始めたようだね」と告白。アリアナからの解雇通告はボーイフレンドが関係していたことを示唆した。
さらに「それのおかげで僕はより良いマネージャになることができた。第一に解雇される可能性があるということを学ぶことができたしね。僕はそれまで解雇されたことはなかった。サービス業では(中略)どれだけ人に与えても、見返りを期待してはならないということを知った。正しい理由のためにやらなければならないし、最終的にダマされたとしても、それで良いんだ。そこに至るまでに最高の経験ができることを願うんだ」と、この経験をポジティブにとらえていることを明かしていた。
米JustJaredによると、デミやアリアナだけじゃなく、J・バルヴィンやイディナ・メンゼルといったスターもスクーターと決別したと報じられているが、一体スクーターの周りで何が起きているというのか。
情報筋は、米Variety誌に対し、ジャスティン・ビーバーとアリアナは「SBプロジェクト」を去ったわけではないと発言。しかしながら、スクーターはBTSらが所属する韓国の大手芸能事務所「HYBE(前Big Hitエンターテイメント)」の米CEO(※)としての役割に集中するため、日常的な運営から後退しつづけているという。
※スクーターは2021年に「SBプロジェクト」の親会社であるエンターテインメント企業「Ithaca Holdings」を、HYBEに10億5,000万ドル(約1,530億円)で売却している。
ある情報筋は次のように話している。
「スクーター・ブラウンの顧客は全員、契約下にあり、スクーターがHYBEアメリカのCEOとしてより大きな役割に踏み出すため、交渉は何か月にも渡って行われてきた。人々は、彼らが知っていることに基づいてウワサを広めているが、それは間違っています。『SBプロジェクト』にいるスクーターのチームはまだジャスティンとアリアナのどちらもまだ管理しており、この新体制がどのようなものになるか取り組んでいます」
一方で別の関係者は「彼は崩壊していますよ。パンデミック以来、世界は変わったんです。もう誰もあんなクソ野郎にはなれないんだ」。さらにある情報筋は「彼はマネージメントを離れているよ。もう何年も前から。それが本当の話さ」と語ったという。
また、複数の情報筋は米Variety誌に対し、スクーターは近年、大物アーティストのキャリアにほんのちょっとしか関与しておらず、日々の仕事は「SBプロジェクト」の長年の幹部が管理していると話している。
情報が錯そうしていることからも、スクーターやアーティストから真実が語られる日が来ることを期待したい。