俳優ジョン・ステイモスが、人気海外ドラマ「フルハウス」で共演したオルセン姉妹とのなつかし映像を公開した。
「フルハウス」(1987-1995)は、サンフランシスコに住むシングルファーザーのダニーが、親友のジョーイ、義弟のジェシーの力を借りながら、3人の娘たちの育児に奮闘するハートフル・ドラマ。中でも、ジョン・ステイモス演じるジェシーと3女ミシェル(演:オルセン姉妹)のかわいらしい関係性が人気を集めた。
【動画】ミシェルにメロメロな3人のパパ
そんなジョンは先週末、インスタグラムに一本の動画を投稿。同投稿にて、ジョンはメアリー=ケイト&アシュレー・オルセン姉妹との秘蔵映像や写真を公開、さらに近日発売予定の回顧録「If You Would Have Told Me」を読み上げている。(インスタグラムに飛びます)
ジョンが動画内で語った言葉とは
インスタグラムに投稿した動画にて、ジョンはメアリー=ケイトとアシュレーをいかにかわいがっていたかを明かしている。
最後のキャスティングコール(※)はダニー(演:ボブ・サゲット)の小さな娘。メアリー=ケイトとアシュレーという2人の愛らしいマンチカンたちがミシェル役にキャスティングされた。彼女たちは大きな青い目を持っていて、驚くと目を見開く。(自身が演じた)ジェシーとミシェルの関係は重要なものになるとすぐにわかったが、番組が進行するにつれ、そのつながりは大きくなっていく。
※役柄に適した人物を選ぶ過程
僕は若かったが、いつか子供がほしいと思っている。そしてこのとても活発で明るい、かわいらしい小さな女の子たちは、将来の夢の最良バージョンを表現していた。彼女たちの存在は、父親であることについて考えさせてくれる。ダグアウトのベンチにいる野球のキャッチャーのように、変化球を捕ることはない。遠くから見守るだけだ。
僕は彼女たちをディズニーランドへと連れて行く。彼女たちを溺愛している僕は頭頂部にキスをし、くだらないお土産を少し買ってあげ、その後は彼女たちを親に返し、大変なことは親にさせる。最初は雑音扱いだった小さな子供たちは成長し、いつか僕が持ちたいと思うような人間になる。
彼女たちはいとおしく、愉快で明るい。僕は彼女たちを愛している。
オルセン姉妹との出会いは人生の喜び
米TMZは8月中旬、アシュレーが数か月前、夫ルイス・アイズナーとの間に初めての子ども(オットー)を迎えたと報道。その直後、「フルハウス」の共演者であるジョディ・スウィーティン(ステファニー役)とアンドレア・バーバー(キミー役)は、「ベイビーがベイビーを産んだ」と大騒ぎ。“末っ子”のおめでたいニュースを喜んでいた。
ミシェルを愛してやまないジェシーおいたんを演じたジョンは先述の動画のキャプションにて、アシュレーの出産について次のように触れている。
「今日のように信じられないほど輝かしく、すばらしい女性になっていくメアリー=ケイトとアシュレーの成長を見ることは、僕の人生における最大の喜びの一つだった。40年前に撮影現場で会った青い目をした赤ちゃんたちが、60歳になった僕の人生にまだ存在していると言われたら、僕は信じなかっただろう。僕は恵まれている。先週、男の子の赤ちゃんが生まれたアシュレーと彼女の夫ルイス、おめでとう」
当初はオルセン姉妹の起用を嫌がっていたジョン
2015年1月、米Lifetime局は「フルハウス」をテーマにした非公式のテレビ映画「The Unauthorized Full House Story(原題)」を放送。この中で、“ジョン・ステイモス役”を演じた俳優ジャスティン・ガストンが、オルセン姉妹をクビにするようプロデューサーに説得するシーンがあった。
当時、ジョンは米Entertainment Weeklyに対し、オルセン姉妹が良く泣くため撮影が困難を極めたことを告白。これに耐えかねたジョンはオルセン姉妹を降板させるよう訴えたという。
その後、プロデューサーはオルセン姉妹の代わりに赤毛の子たちを連れてきたというが、オルセン姉妹以上に撮影がうまくいかなかったため、オルセン姉妹が再びミシェル役を演じることになったそうだ。
オルセン姉妹の「フラーハウス」不在に激怒
「フルハウス」終了後、オルセン姉妹と疎遠になっていた時期があったジョン。オルセン姉妹と長年会っていなかったジョンは、2人が「フルハウス」の続編「フラーハウス」(2016-2020)への出演を断ったと知り、怒りを隠せなかったとも明かしていた。
「巷(ちまた)では、『2人は子役時代がイヤだったんだ』とか、『番組に出るのもイヤだったんじゃないか』なんて言われていたけどね。じつは、『フラーハウス』を断ったと聞いたとき、ぼくは少し怒りを覚えた」
しかし、ダニーを演じたボブ・サゲットが亡くなったことをきっかけに、彼らは再び昔の関係性を取り戻したようだ。ジョンは次のように語っている。
「彼女たちは、『子役時代が大好きだった。みんなと一緒に過ごした時間も。ボブが恋しい』と言ってくれた。彼女たちがぼくの家に来てくれてね。ポークチョップとハーブを持ってきてくれた。なぜかわからないが、冷凍のポークチョップだったよ。とてもうれしかった。だから、ぼくたちは本当に仲が良いんだよ」