映画『ハリー・ポッター』シリーズでジニー・ウィーズリー役を演じた女優で監督のボニー・ライトが、同シリーズをふり返った。
映画情報を発信しているカナダのウェブサイト「Screen Rant」のインタビューに応じたボニーは、『ハリー・ポッター』シリーズでジニーの出番が少なかったことに少し“ガッカリ”したと明かした。ボニー演じるジニーは主人公ハリー・ポッター(演:ダニエル・ラドクリフ)の親友ロン・ウィーズリー(演:ルパート・グリント)の妹で、のちにハリーと恋仲になるという設定であった。
ボニーは、ジニーの登場シーンが原作に比べて少ないことに不満を感じているという。
「私のキャラクターが出来上がったときに、ベストな演技をすることへの不安は確かに感じた。例えば、『ああ、みんなが愛するこのキャラクターを私は正しく演じられるかしら』とか。いつも大変だったけれど、必然的にすべてのキャラクターのシーンの多くが映画から削られたときは特に」
「少しガッカリした。(映画では)そのキャラクターの一部が描かれなかったから。それがちょっと気がかりというか、フラストレーションになった」
ボニーは当時について「あの脚本にはあまり変更する余地がなかった。100万人もの重役たちがそれらすべてをチェックしていた。いまとなってはあまり気に留めていないことなんだけど、私は『ああ、私はこのキャラクターを演じるのがヘタに見られるんじゃないか』というような不安を感じていたと思う。むしろ、ジニー役を演じる機会を与えられていないことに気づいたのは後になってからね」とふり返っている。出演時は、ジニーという役割をきちんと演じられるか不安でいっぱいだったボニーだが、その不安の根底には、出演シーンの少なさがあったようだ。
なお、ボニーは今春、待望の第一子を妊娠していることを発表。共演者で相手役を務めたダニエル・ラドクリフの第一子と同年代であることから話題となっている。