ヒップホップアーティストで俳優でも知られる50セントが、マイクを投げつけファンを殴打し、暴行事件の容疑者となった。TMZが報じている。
50セントは、現地時間8月30日水曜日の夜、「ファイナル・ラップ」ツアー2023の一環として、Crypto.comアリーナのステージに立った。彼は、ステージを歩き回り、フラストレーションが溜まっているようだったという。そして突然、ステージの片側に回り、マイクを投げつけ、そのマイクは女性の頭に当たった。
50 Cent is now a suspect in a battery case after throwing a mic at a woman which hit her in the head at a show.
pic.twitter.com/UPw9PaiqqK— Daily Loud (@DailyLoud) August 31, 2023
その場に居合わせた情報筋は、TMZに対し「50セントはその女性をターゲットにしていたわけではありませんが、それでも彼は彼女の頭を“殴った”のです」とコメントしている。50セントの関係者によると、その女性は立ち入り禁止区域にいたそうだ。
後にTMZが報じたところによると、50セントは現在、重罪暴行事件の容疑者となっている。マイクが当たった女性は、「Power 106」ラジオの司会者、ブライハナ・モネゲイン。彼女はこの事件が起きた日の夜に、警察に被害届を提出した。被害者のブライハナは、マイクを投げる前に50セントが直接彼女を見ていたと警察に話しており、少なくとも50セントは彼女がそこにいることを知っていたという。ブライハナは頭に裂傷を負い、病院に搬送された。
この事件に対し、50セントの弁護士は「はっきりさせておきますが、今日の午後、ロス市警に言ったように、私の依頼人であるカーティス(50セント)は決して故意にマイクで誰かを殴ったりはしません。違うことを言っている人は、すべての事実を把握しておらず、誤った情報を持っています」とコメントしている。
アーティストがファンにマイクを投げる事件といえば、少し前にカーディ・Bが話題となった。彼女は、飲み物を投げつけてきたファンに怒ってマイクを投げつけた。マイクは何かに跳ね返り、近くに立っていた別の人に当たった。その人物は警察に被害届を提出したが、その後、カーディの容疑は晴れた。