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「演じられるだけでは足りなかった」 実写ドラマ版「ONE PIECE」の監督が明かす、キャスティングの高いハードル

本編が配信となる前から「ちゃんと麦わらの一味だ」との評判も多い5人(@onepiecenetflix / Instagram) NEWS
本編が配信となる前から「ちゃんと麦わらの一味だ」との評判も多い5人(@onepiecenetflix / Instagram)

Netflix(ネットフリックス)で配信中の実写版「ONE PIECE」の監督が、今作のキャスティングの困難さを語った。

Netflixの実写版ドラマシリーズ「ONE PIECE」は昨日8月31日から配信開始され、早くも国内外で大きな話題になっている。しかし世界中で大人気のコミックを納得いく形で実写化するのは容易ではなかったようだ。

ドラマ版「ONE PIECE」のマーク・ジョブスト監督は、8月28日のScreen Rant誌とのインタビューで、今回のキャスティングが困難を極めた理由を明かした。

「ハートと温かみを持っていて、一緒に作品を作り上げられそうだっていう魔法みたいな化学反応を感じられる俳優が必要だった」「脚本がどんなによくても、セットがどんなによくても、私がどんなに優れた監督でも、それがなければいい作品を創り出すことはできないんだ」とジョブストはキャスト探しのハードルの高さを強調する。

イニャキ・ゴドイ演じるルフィ(@onepiecenetflix / Instagram)

イニャキ・ゴドイ演じるルフィ(@onepiecenetflix / Instagram)

続けてジョブストは「『ONE PIECE』の評価は、視聴者がいかにキャラクターたちを好きになるかに左右される。だから我々はかなり早い段階でキャスティング作業に入ったんだ。監督としては、俳優たちにオーディションの時間を長く与えたい。ただ来てもらって作品を読んでもらって、『ありがとうございました、また連絡します』なんて形にはしないんだ」「シーンを通した、かなりハードな演技をさせてみたいから、オーディションは20分から30分の間で行うことが多い」と、今作のキャスティングへの熱意とこだわりを語った。

左から新田真剣佑(ゾロ役)、エミリー・ラッド(ナミ役)、タズ・スカイラー(サンジ役)(@onepiecenetflix / Instagram)

左から新田真剣佑(ゾロ役)、エミリー・ラッド(ナミ役)、タズ・スカイラー(サンジ役)(@onepiecenetflix / Instagram)

また彼は、「エモーショナルなシーンでドラマを演じられるだけでなく、アクションもこなせるような俳優でなければならない」と肉体派俳優を起用する重要性を強調。「というのも、僕の撮り方、特に「ONE PIECE」でやりたかったアクションの撮り方は、大きく、長く、流れるようなショットで、あるシークエンスから次のシークエンスへと俳優を追いかけ、そのまま他の俳優をピックアップしていくという撮り方だったんだ。これはヘンリー・カヴィルと一緒に仕事をした『ウィッチャー』で学んだ撮影だね」とダイナミックなアクションシーンについてこられる俳優でなければ実現しなかった今作のアクションシーンへのこだわりを見せた。

ジェイコブ・ロメロ・ギブソン演じるウソップ(@onepiecenetflix / Instagram)

ジェイコブ・ロメロ・ギブソン演じるウソップ(@onepiecenetflix / Instagram)

そんなこだわりも功を奏して、批評家・ファン双方の評価も上々な「ONE PIECE」。

原作者・尾田栄一郎も太鼓判を押した実写ドラマ版「ONE PIECE」はNetflixにて配信中だ。

☆作品ページ:https://www.netflix.com/title/80217863

【動画】「ONE PIECE」 Netflixにて配信中

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