イーロン・マスクが、かつてツイッターとして知られていたソーシャルメディア・プラットフォームXの有料化を検討中と報道されている。
現地時間9月18日の新たなレポートによれば、イーロンは現在、Xをどのような形であれ、利用するために購読料を課すことを検討しているという。
Elon Musk is considering charging everyone to use Twitter/X as a way to get rid of bots on the platform, according to Bloomberg’s Dave Lee. pic.twitter.com/6K49A5vj9X
— Pop Base (@PopBase) September 18, 2023
彼の最初に仕事は、「Twitter Blue」(月額の費用を支払うと使用できるサブスクリプションサービス)に登録した人に認証を与えることだったが、最新の報道によると、ユーザーは「Twitter Blue」に登録しないとサービスにログインすらできなくなるという。
またCNBCの報道によると、イーロンはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、ボット軍団に対抗するため、「Xシステムの利用に少額の月払い」を導入すると述べた。彼はこの会話の中で、Xの月間アクティブユーザー数は5億5000万人を超えていると語ったが、そのうちのどれくらいの割合がボットなのかは不明だ。これに対し、フェイスブックはこの夏の初めに30億人以上の月間アクティブユーザーを報告し、インスタグラムとTikTokはそれぞれ10億人の月間アクティブユーザーを報告している。
Xの有料化の報道に、ネット上では「無料サービスであるべき」「月1ドルなら払う」「もう堪忍袋の緒が切れる」「これはもうThreadsの時代が来そう」「イーロン、なんで・・・」など多くの困惑の声が書き込まれている。
イーロンは昨年10月、ツイッター社を440億ドル(約6兆6000億円)で買収。その後、同社のCEO(最高経営責任者)に就いたイーロンは、経営の立て直しのため従業員を大量解雇したり、認証バッジを有料化したり、中国の人気SNS「WeChat」のようなスーパーアプリを作ろうと社名を「X」に変更したりと、大胆な改革を行ってきた。そしてこの夏、これまで愛されてきた鳥のアイコンを真っ黒のXのアイコンに変更した。