歌手のショーン・メンデスが、英マンチェスターで発生した爆弾テロの被害者であるファンの女の子に、優しいサプライズをした。
自爆テロは2017年5月22日、イギリス・マンチェスターにて歌手アリアナ・グランデがコンサートを行った後、大勢の観客がまだ残っている会場で発生。22人が死亡し、500人以上が負傷するという最悪の結果となった。
ITVによると、このテロの際会場にいたというアメリアさんは、テロの直後数日間、恐怖のせいで深刻な震えが止まらず、話すこともできなくなったという。
アメリアさんは今年始め、歌手ショーン・メンデスのコンサートチケットを持っていたが、会場がテロ現場と同じ場所であったため、再度その場所を訪れる準備ができていなかった。しかし警察のサポートをうけ、彼女はショーンのコンサートに行くことを決心したそう。
そして会場に着いたアメリアさんには、なんとショーンと直接会えるというサプライズが待っていたのだ。
ショーン登場は2分30秒頃～
会場に緊張した表情で到着するアメリアさんを笑顔で迎え、温かいハグをしたショーン。「元気？」と優しく話しかけた。
「すごく圧倒されて、非現実的だったけど楽しかった」と話すアメリアさん。「ショーンは本当に優しくて、びっくりちゃった。今はあの会場に対して、いい記憶に塗り替えられたから、悪い記憶は忘れることにする」と、ショーンが彼女の恐怖を拭ったようだ。
あの悲惨なテロ事件から2年。会場でコンサートをしたアリアナ・グランデはインスタグラムのストーリーにて、真っ黒な背景に小さなハチの絵文字を一つだけ投稿。コメントは控えたアリアナだが、マンチェスターのマスコットであるハチの絵文字で、追悼と愛を表現したようだ。
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