女優ドリュー・バリモアが司会を務める人気トーク番組「ドリュー・バリモア・ショー」。SAG(映画俳優組合)とWGA(全米脚本家組合)のストライキの中、番組復帰をアナウンスしていたが、この決定は撤回された。Insiderなどが報じている。
「ドリュー・バリモア・ショー」は以前、撮影を再開し、9月18日に第4シーズンを初放送する予定だった。しかし、「ドリュー、これはあなたのライターとすべての組合労働者を傷つけるものです。考え直してください」などのコメントが寄せられ、多くの反発が巻き起こった。さらに、ナショナル・ブック財団は、次年度のナショナル・ブック・アワードの司会者からドリューを降板させる事態となった。これを受け、ドリューは、番組復帰の決定を撤回。
「私はみなさんの意見を聞き、ストライキが終わるまで番組の初放送を一時停止する決断をしました」「私が傷つけてしまった人たち、そしてもちろん、この番組で働き、今日の番組を作り上げてきた私たちの素晴らしいチームに対して、深くお詫びを申し上げる言葉がありません」とドリューは述べている。そして「私たちは本当に前進する道を見つけようとしました。そして、業界全体がすぐに解決することを心から願っています」と付け加えた。
ドリューの発表は、米Deadlineが同番組が組合に加入している3人の脚本家抜きで第4シーズンのテレビ放送を計画していると最初に報じてから、12日後のことだった。
当時、ドリューの番組復帰の発表を受けて、CBSの「The Talk」やHBOの「Real Time With Bill Maher」など、他の番組も追随し、WGAの脚本家抜きでのテレビ復帰を発表した。しかし両番組は現在、放送への復帰を保留している。
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