アメリカのチケット販売会社であるチケットマスターが、オリヴィア・ロドリゴのツアー「GUTS tour」に向けて大きな改革を起こした。
チケットマスターによる認証済ファン専用先行販売がスタートし、ファンはチケット販売システムに興味深い変化があることに気づいた。
「GUTS tour」に関してチケットマスターが何を変更したかというと、“公演日の72時間前まで、コンサートのチケットは購入者に提供されず”、さらに“チケットは電子的にしかアクセスできない”というものだ。
Ticketmaster announces big ticket changes for Olivia Rodrigo’s “Guts” tour.
Fans will not be able to access tickets until 72 hours before the event and they will only be available electronically, in the hopes of curbing high resale prices. @eriellereshef has more. pic.twitter.com/41QAR5dK1H
— Good Morning America (@GMA) September 22, 2023
このチケットマスターの動きは、テイラー・スウィフトのツアー「Eras tour」で顕著だった転売価格の高騰を抑えることを意図している。
チケットマスターの声明では「提供を遅らせるという手法は、販売状況を徹底的に監視し、すべての購入者がチケットの制限と条件を満たしていることを確認する目的で、アーティストたちが一般的に使用しているものです」と、突飛な手段を講じたわけではないこと、そしてチケットの販売をフェアに行う姿勢が示されている。
オリヴィア・ロドリゴの今回のツアーでは75公演が用意されているが、チケットマスターによるとチケットの需要は販売枚数を上回っており、すでに多くのファンがキャンセル待ち状態になっているという。
ロドリゴによる「GUTS tour」は2024年2月23日、カリフォルニアのパーム・スプリングス公演からスタート予定。快進撃を続ける彼女の今後のコンサートが、フェアな形で多くのファンに届くのであれば、それはうれしいしい変化になるだろう。
つい先日、初来日をはたしたロドリゴは、来日公演を行うことも宣言している。日本のファンも今後の彼女の動きに注目だ。
番組内でオリヴィアが来年から始まるワールドツアーでまた日本に戻ってくることを明言❤️
オリヴィアが戻ってきます😍😍😍#オリヴィア来日中 #オリヴィア・ロドリゴ pic.twitter.com/OW6Ci3YcHr— オリヴィア・ロドリゴ Olivia Rodrigo 日本公式アカウント (@olivia_jpn) September 26, 2023
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。