米人気歌手アリアナ・グランデがキャリア初期に発表したある楽曲は実は歌姫ビヨンセのために書かれた曲であることがわかった。
米JustJaredによると、ビヨンセを念頭に置いて書かれたのは「Baby I」という楽曲。同曲は、アリアナが2013年8月30日にリリースした記念すべきデビュー・アルバム「ユアーズ・トゥルーリー」の収録曲で、その約1か月前に先行リリースされた「Baby I」は、米Billboard HOT 100(シングル・チャート)で、トップ30に食い込んだ。
【動画】Ariana Grande – Baby I
想いを寄せる相手にうまく気持ちを伝えられないもどかしさを歌った「Baby I」を手がけたプロデューサーでソングライターのBabyface(ベイビーフェイス)はGQ誌に対し「僕らが作った曲のひとつ、『Baby I』は、実はビヨンセのために書かれたものなんだ」と切り出すと、なぜその曲がアリアナに渡ることになったのかを説明した。
「ビヨンセは実際に…実際にデモを作ったのかどうかわからないけれど、彼女にそれを聴かせたんだ。彼女は(『Baby I』を)やるつもりだったけど、その後最終的にやらないことに決めた。そしてアリアナに渡り、『私がやる。ビヨンセの残り物を引き受けるわ』と言ったんだ」
あるアーティストに提供するために作られた、もしくはあるアーティストが歌う予定だった楽曲が紆余曲折を経て他のアーティストに渡るケースは意外と多い。過去にも、セレーナ・ゴメスのヒット曲「Same Old Love」は当初リアーナが歌う予定であったほか、カミラ・カベロ&ショーン・メンデスの大ヒット曲「セニョリータ」は、ソングライターのチャーリーXCXが歌う予定だったとも言われている。
先日には、「ユアーズ・トゥルーリー」の発売10周年を記念し、「Baby I」の最新パフォーマンス映像を公開したアリアナ。同曲は彼女にとって思い出がたくさん詰まった、いまも忘れられない曲のひとつのようだ。
【動画】Ariana Grande – Baby I (Live from London)
tvgrooveをフォロー!