「ウォーキング・デッド」のファミリーが、深刻な病気に直面している仲間のために支援を呼びかけている。
月曜日、今作の製作総指揮者であるスコット・M・ギンプルは、シーズン5でスティーブン・エドワーズ(※)を演じたエリック・ジェンセンがステージIVの結腸直腸がんと診断されたことを明らかにした。
※ベス・グリーンが一時的に「患者」として連れてこられた、グレイディ記念病院の医師
ギンプルはこの悲報をソーシャルメディアでシェアし、ジェンセンのために作られたGoFundMeのページをファンに紹介した。
ギンプルはX(旧ツイッター)に「『ウォーキング・デッド』仲間の1人が、ちょっとした助けを必要としています」「シーズン5でスティーブン・エドワーズ医師を演じたエリック・ジェンセンがガンと診断され、彼とその家族にとって大きな不安の時を迎えています」と投稿し、困難な状況にあるジェンセンと家族への支援を呼びかけた。
GoFundMeのページには、ジェンセンと彼の家族(妻ジェシカと13歳の娘セイディを含む)が「人生を賭けた戦いに挑んでいる」と書かれており、「エリックとジェス(ジェシカ)はフルタイムのフリーランス・アーティストであり、長期的な仕事による生活の保障がない状態で生活している」と付け加えている。
ハリウッドで起きた二重ストライキ(終了した脚本家組合ストライキと継続中の俳優組合ストライキ)は彼らの「極めて不安定な経済状態」をさらに悪化させ、「来年を乗り切り、治療費を支払い、家を維持し、セイディのためにある種の安定を維持するために、多くの援助を必要としている」状態にしたとサイトは説明している。
メッセージは「ステージIVは死の宣告ではないし、エリックは信じられないほど前向きに、医師が言う可能性に賭けて懸命に戦っています」という、エリックのエネルギッシュな姿勢を示す前向きな言葉で締めくくられている。
「ウォーキング・デッド」シリーズに出演し、スピンオフシリーズである「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」シーズン1の配信も11月に控えるジェフリー・ディーン・モーガンは、火曜日にXでギンプルによる支援の呼びかけに賛同。
「エリックと仕事をするチャンスはなかった。(でも)彼がすばらしい人物だということはいろいろ聞いているし、彼と彼の家族が助けを必要としていることはよく知っているよ」とその人物像を称えた。
闘病中のエリック・ジェンセンは「ウォーキング・デッド」以外に、「CSI:科学捜査班」「メンタリスト」「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」などの人気シリーズにも出演している。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。