ブリトニー・スピアーズが、リリース予定の彼女の回顧録「The Woman In Me(原題)」の中で、映画『きみに読む物語(2004)』のオーディションを受けていたことについて語るようだ。
スピアーズが受けたのはヒロインであるアリー・ハミルトン役のオーディションで、最終的にはレイチェル・マクアダムス(『アバウト・タイム』『ドクター・ストレンジ』)が演じている。
【動画】『きみに読む物語』予告編
TikTokに一時的にアップされていたオーディション動画は現在見られない状態になってしまったが、キャスティング・ディレクターのマシュー・バリーがデイリーメール誌に提供した動画の中で、スピアーズは涙を浮かべてアリー役の演技を行う様子を見せていた。
「ノア、2人の相手とは結婚できないわ。でも私にはロンがいる。だから行かなきゃ」「あなたが従軍中に死んでしまえばいいと祈りまでした、でも死んでしまうことを想像するとそれはすごく怖かった。だけど、あなたが他の誰かと生きていくところを想像すると、それも耐えられなかった」と、アリーの葛藤を涙ながらに演じるスピアーズ。ライアン・ゴズリングが演じた主人公ノアと再会したシーンでの会話だろう。
britney spears’ audition tape for ‘the notebook’. she was ACTING
pic.twitter.com/CMBc0bQwOK— 2000s (@PopCulture2000s) October 23, 2023
デイリーメール誌に対してマシュー・バリーは「ブリトニーは『良い』なんてものじゃなかった。驚異的だったよ」と彼女を絶賛。
「(ブリトニーを候補から外すのは)苦渋の決断だった。ブリトニーの演技で僕らはぶっ飛んだからね。僕らのアゴがあんぐり開いて床につくくらい、本当に驚かされたんだよ。あの日を全部持っていってしまった」と、最終的には起用されなかったものの、ブリトニーの実力に製作陣が衝撃を受けたことは間違いない。
映画『きみに読む物語』あらすじ
1940年、名家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)は、夏の休暇先で地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出会う。たちまち惹かれ合うふたりだったが、アリーの両親の反対にあい離れ離れになってしまう。
その後、ノアは出征。一方、裕福な男性との結婚を控えていたアリーだったが、新聞でノアを発見し…。(U-NEXT作品ページより)
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フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。