英人気ガールズ・グループ リトル・ミックスのメンバーで、現在はソロ歌手としても活動中のレイ・アン・ピノック(リー・アン)が回顧録の中で、2020年末にとつぜんグループを脱退したジェシー・ネルソンについて言及し話題となっている。
リトル・ミックスは、英人気オーディション番組「X ファクター」を通じて結成された4人組のガールズ・グループ。2011年に結成されて以来、世界中で人気を博し、日本にも幾度となく来日していたが、2020年12月、ジェシーは精神面での不調を理由に脱退することを発表。以降、グループはレイ・アン、ジェイド・サールウォール、ペリー・エドワーズの3人で活動することとなったが、2022年に行ったツアーをもって活動を休止した。
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現在、ソロ歌手として精力的に活動しているレイ・アンは、10月26日(現地時間)、新著「Believe」を発売。その中で、ジェシーの脱退が自身やほかのメンバーにどのような影響を与えたかを明かしている。
「あの感情の激しさには、心構えができていなかった。すべてがとつぜんで、悲しくて、それから混乱しちゃって、それがさらにもっと辛くさせた」
レイ・アンは「Believe」にて、メンバーは全員家族のような存在であったこと、そしてジェシーの脱退がトラウマとなり、残る3人はその後セラピーを受けなければいけなかったことを明らかにした。
「長い間、ある人からたくさんの愛とサポートを感じていたのに、それが突然消えてしまったとき、その理由を完全に理解することは絶対にできない。胸に来るものがあるわ」
リトル・ミックスとして活動中、体型や外見への悩みなどを抱えていたジェシーは、脱退することをメンバーに直接告げずに母親を通じて、他のメンバーに伝えたと言われている。家族のような存在であったジェシーの口から脱退したい旨を聞いていたら、ほかのメンバーたちもここまで混乱することはなかったかもしれない。
2023年4月には、ジェシーと2年以上も口をきいていないと報じられたリトル・ミックスのメンバーたち。そんなジェシーについて「その混乱は今や、コメントする価値もないほどに遥か過去のものとなった。私たちは、さらに明るく強い何かへと前進している」と述べたレイ・アン。どうやら、ジェシーの脱退時に経験したトラウマをすっかり乗り越えているようだ。