人気海外ドラマ「フレンズ」レギュラー俳優のマシュー・ペリーが死去。54歳だった。
米TMZによると、ペリーは土曜日にロサンゼルス近郊の自宅で溺死したような状態で発見され、心停止の通報で救急隊員が駆けつけたという。
TMZの情報によれば、ペリーは自宅のジャグジーで発見された。現場から薬物は見つかっておらず、また、犯罪行為の痕跡もないとされている。
ペリーは大人気のシットコム番組「フレンズ」で10シーズン(234話)にわたってお調子者のチャンドラー役を演じ続け、世界中のファンを魅了してきたほか、「Boys Will Be Boys」「グローイング・ペインズ/愉快なシーバー家」「Silver Spoons」「Charles in Charge」といった多くの番組に登場し、『隣のヒットマン』『セブンティーン・アゲイン』などいくつかの映画にも出演した。
【動画】「フレンズ」はシーズン10まで放送された大人気番組だった
スクリーンのなかではお茶目で明るい振る舞いの多かったマシューだが、舞台裏では特にドラッグとアルコール、鎮痛剤への依存に苦しんでいたことでも知られている。「フレンズ」に出演していた頃も含め、彼はバイコディン中毒によって何年もリハビリ施設を出入りしていた。
ペリーは昨年出版した回顧録の中で、そういった辛い経験について明かしており、番組での明らかな体重の増減も含め、彼が抱えていた葛藤の詳細が書かれていた。
薬物使用だけでなく、ペリーは時に入院を要するような健康問題も抱えていて、そのひとつが胃腸穿孔だ。彼は緊急手術を余儀なくされたが、その際は幸いにも回復した。
ペリーは結婚していないが、過去にはリジー・キャプランとの交際。その後モリー・ハーウィッツと短期間婚約もしていた(半年で破局)。
【動画】「フレンズ:ザ・リユニオン」で再集結していた「フレンズ」メンバー
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フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。