最近リリースされたMCUに関する書籍にて、トム・クルーズがアイアンマンを演じられなかった理由が明らかになった。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の製作を解説する書籍「MCU: The Reign of Marvel Studios(著者:ジョアンナ・ロビンソン、デイヴ・ゴンザレス、ギャビン・エドワーズ)」が、トニー・スターク(アイアンマン)役に興味があった大スター俳優トム・クルーズが映画に起用されなかった理由に触れた。
【動画】『アイアンマン(2008)』予告編
理由は単純。本書によると、マーベル・スタジオの代表であるケヴィン・ファイギが、トム・クルーズの出演料が高すぎると判断したとのことだ。
本書には「まだ『アイアンマン』の版権が20世紀FOXにあった10年前、トム・クルーズ(当時34歳)はトニー・スタークを演じたいというアイデアをちらつかせていた」と、クルーズがアイアンマンになりたかった時のことが記載されている。
しかし「ファイギによると、当時のクルーズの出演料は、FOXのような収益性の高いスタジオにとってさえ、予測困難なスーパーヒーロー作品に賭けるリスクを上回る高額なものだった」と、MCUが成功するかどうか不明な状態ではクルーズの出演料を払えなかったというのが本音のようだ。
結果、ロバート・ダウニー・Jrがトニー・スタークを演じることになり、彼は2008年の『アイアンマン』から2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで、11年間、トニー・スターク/アイアンマンを演じ続けた。
【動画】『アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)』予告編
トニー・スタークを演じることはなかったトム・クルーズだが、MCU映画『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』の脚本家は、マルチバースにトム・クルーズが演じるアイアンマンを登場させたかったようだ。(最終的には実現しなかったが…)
トニー・スタークも登場するMCU映画は、最新映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3』や、最新ドラマシリーズ「ロキ」シーズン2も含めてDisney+(ディズニープラス)で配信中。
[PR]◆公式サイト:https://www.disneyplus.com/ja-jp
◆公式X(旧ツイッター):@DisneyPlusJP
◆公式Instagram:@disneyplusjp
◆公式facebook:@DisneyPlusJP
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。