人気海外ドラマ「フレンズ」のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリー(享年54)が10月28日(土)に死去。同作でマシューの吹き替えを長年務めた声優の水島裕(67)が、SNSに心境をつづった。
米TMZによると、マシューは28日、自宅のジャグジーで無反応になっている状態で発見された。現場から違法な薬物は見つかっておらず、犯罪行為の痕跡もないとされている。ロサンゼルス郡検視局によれば、翌29日に解剖は完了したものの、正式な死因に関しては現在も調査が続けられている。
大人気を博した「フレンズ」の主要キャストであるマシューが亡くなったというニュースはすぐさま世界中を駆けめぐり、ニューヨークのウェスト・ヴィレッジにある「フレンズ」の建物の外には、大勢のファンが献花に訪れているという。
また、30日には「フレンズ」でマシューと共演したジェニファー・アニストン、コートニー・コックス、デヴィッド・シュワイマー、マット・ルブランク、リサ・クドローが共同声明を発表。「私たちは皆、マシューの死にひどく打ちのめされています。私たちは単なるキャスト仲間ではありませんでした。私たちは家族です」とマシューの突然の死に動揺していることを明らかにした。
同日、「フレンズ」の日本語吹き替え版でチャンドラーの声を担当した水島裕はX(旧ツイッター)を更新。10シーズンに渡り日本語でチャンドラーに命を吹き込んできた水島は「早過ぎます」「また、寂しくなる」と、思い入れのあるマシューへの気持ちを率直に記した。
え⁈
また訃報です。
「フレンズのチャンドラー役」のマシュー・ペリーさんがお亡くなりになりました。
まだ、54歳。
早過ぎます。
僕は、彼の吹き替えを10年間担当しましたが、とても魅力的な俳優でした。
また、寂しくなる。#フレンズ#チャンドラー#マシューペリー#洋画 pic.twitter.com/Z1SbsI731A
— 水島裕 (@goofyalice2013) October 30, 2023
ジョークが大好きで皮肉な面もありつつも、モニカ(演:コートニー・コックス)を一心に愛したり、俳優という夢を叶えようとするジョーイ(演:マット・ルブランク)を援助したりと、人一倍愛情深いキャラクターだったチャンドラー。あの笑顔やジョークがもう劇中でしか見られないと思うと、胸が痛む。