海外の人気ドラマ「シッツ・クリーク」の出演で知られるエミリー・ハンプシャーが、ジョニー・デップとアンバー・ハードのハロウィーン仮装を披露し、その後謝罪している。
10月31日の夜、エミリーはジョニー・デップに変身。口ひげとタトゥーを描き、髪を後ろに流し、スポーツコートを着て、ワインのボトルを持った。一方、彼女の友人は、泣いているアンバーになりすまし、偽のウンチまで持っていた。「ハッピー・ハロウィーン 」とエミリーはキャプションを添えた。
EMILY HAMPSHIRE APOLOGIZES FOR JOHNNY DEPP COSTUME After Backlash Online pic.twitter.com/7fEhhrqFvj
— Assemble X (@NewFrontierTom) November 1, 2023
しかし、これに批判が殺到。「エミリーはDV被害者を憎んでいるのか」「家庭内暴力は、ジョークでもなんでもない」「言葉では言い表せないほど、失望し、うんざりしている」などのコメントが残された。
エミリーは、翌日のインスタグラムで、この仮装について謝罪。「私が今までしてきたことの中で、最も軽率で、無神経で、無知なことの1つであることと述べたいと思います」とし、ジョニーに扮することがおもしろいと思ったことを説明した。「あんなひどいものを世に出してしまったこと、深く反省し、恥じています」「家庭内暴力は、決しておもしろいものではありません」と続けた。
アンバーといえば、2018年12月にワシントン・ポスト紙に寄稿した論説で、2015年2月から2017年1月まで結婚していたジョニーをDVで訴えたことは有名だ。その後ジョニーは2019年3月、アンバーが離婚調停でより多くの金銭を得るために彼から虐待を受けたとウソをついたとして、5000万ドルを求めて訴えた。
2022年4月に始まった2人の6週間の裁判では、ジョニーが酔っているときやハイになっている時に暴力を振るったと訴えられ、アンバーは口論になったあとジョニーのベッドにウンチを置いたと主張されていた。
これらの裁判の様子はネット中継されたことでも話題を呼び、ネットフリックスはドキュメンタリー番組「デップvsハード」を配信。米Variety誌によると、8月14日から20日の視聴期間中、このシリーズは1,620万回の総視聴数を獲得し、8月10日の初放送で720万ビューを記録した「ペイン・キラー」を押しのけて1位となった。