この記事には『アベンジャーズ/エンドゲーム』までのマーベル・シネマティック・ユニバース作品のネタバレがあります。
マーベル・スタジオが『アベンジャーズ(2012)』のスターたちを呼び戻し、新たなアンサンブル映画を製作することを検討しているとの報道があった。
Variety誌の最新記事によると、マーベル・スタジオが再び、ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソンほか、元祖「アベンジャーズ」を呼び戻し、新たなアベンジャーズ映画を企画することを検討中だという。
映画における元祖アベンジャーズといえば、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)の元に集められたトニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、雷神ソー・オーディンソン(クリス・ヘムズワース)、ブルース・バナー/ハルク(マーク・ラファロ)、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、クリント・バートン/ホークアイ(ジェレミー・レナー)の6人だ。
【動画】『アベンジャーズ(2012)』予告編
ただ、どのような映画になるのかは定かではない。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』において、アイアンマンとブラック・ウィドウは世界を救うために命を犠牲にした。キャプテン・アメリカは老人になり、そのヒーローネームを“ファルコン”ことサム・ウィルソンに譲った。すでに6人中3人しか、戦いに駆り出せないといえる状況だ。
とはいえ、マーベルコミックにおいて、命を落とした登場人物が生き返ることはめずらしくないし、ドラマシリーズ「ロキ」では『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で命を落としたロキとは別のマルチバースのロキが活躍している。言ってしまえば「なんでもあり」だ。
とはいえ、スカーレット・ヨハンソンが4月にハリウッド・リポーター誌に「(MCUの)チャプターは終わった。できること全部やり切った」と語っていた通り、彼らの物語はきれいな形で幕を閉じており、軽々しく復活しては逆にファンの怒りも買いかねない。展開は慎重である必要がありそうだ。
ちなみに『アベンジャーズ』といえば、2026年に『アベンジャーズ/カーン・ダイナスティ』、2027年に『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』が控えている。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。