人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で知られるエミリア・クラークが、マーベル映画に出演しかけていたことが明らかになった。
今や大ヒットとなった映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」からオファーを受けるほど(本人が断ったが)売れっ子女優であるエミリア・クラーク。その上、他の人気映画にも出演するはずだったという。
その作品というのはマーベル映画「アイアンマン3」。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の中心的人物、ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンを主役に据えた映画だ。
この抜擢(されるはずだった)が明らかになったきっかけは、「アイアンマン3」の共同脚本 ドリュー・ピアースのインスタグラムの投稿だ。その投稿によると、2012年に行われた同作品の読み合わせにエミリア・クラークが参加していたのだという。
つづられた文章には「ダウニー、チードル、エミリア・クラーク(話せば長くなる、脚本が変わったんだ)・・・漠然としてて恐ろしいよ」と、初段階には彼女がキャスティングされていたことをが明かしている。
エミリアがどの役を演じるはずだったか、そして脚本がどのように変わったのかははっきりと明かされていない。しかし、彼女の存在だけが映画の劇的なストーリーの変化につながったわけではないようだ。
「アイアンマン3」で植物学者 マヤ・ハンセンを演じたレベッカ・ホールと監督のシェーン・ブラックは、元の脚本においてマヤの役割はもっと多かったことを認めている。だがマーベル側が、「女性のおもちゃは売れない」というのを理由にその設定は無くなってしまったらしい。
「撮影も中盤にさしかかったところで言われたの、『今の時点で銃に撃たれてしまい、もう出番はなくなったらどう思う?』ってね。私は映画の最後まで出演するはずだったのに・・・」と2016年にレベッカ本人が撮影裏を語っている。
もともと「アイアンマン3」のメインのヴィラン(悪役)は女性だったことも監督のインタビューで明かされている。しかしマーベルの幹部たちから、“おもちゃの売り上げ”が理由でボツとなってしまったようだ。結果、作品ではガイ・ピアース演じるアルドリッチ・キリアンが悪役となっている。
この女性ヴィランから男性ヴィランへの設定変更がエミリア・クラークの出演に影響したとも考えられるし、本人が自ら断ったということも推測できる。どちらにせよ、エミリアが出演するMCU作品をぜひ見てみたいものだ。
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