人気ボーイズ・グループ「ワン・ダイレクション(1D)」のメンバーで、現在ソロアーティストとして活躍しているリアム・ペイン(25)が、自身と「1D」時代の音楽のスタイルの違いについて語った。esquireme.comが伝えている。
「ワン・ダイレクション(1D)」は、英オーディション番組「Xファクター」をキッカケに、2010年にハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ルイ・トムリンソン、ナイル・ホーラン、ゼイン・マリクの5人で結成。2015年にメンバーのゼインが脱退し、その後は4人で活動していたが、2016年からグループは活動休止に入り、現在メンバーたちはそれぞれソロ活動に専念している。
esquireme.comのインタビューでリアムは、「1D」の音楽スタイルは自分が求めているものとは合っていなかったと明かしている。
インタビューの中でリアムは「バンド活動をするとき、すごく台本通りというわけではないけど、作る時点ですでに観客のことを想定していたんだ。ぼくたちはアルバムを仕上げる前にツアーのチケットを売り切る。そしてプロデューサーたちは『君たちは今スタジアムでコンサートをしているわけだから、もっと長いコーラスを入れて、観客が合唱できるようにしよう』という感じで言うんだ。ツアー向けに曲を作らなければいけなかったんだ」と答えている。つまり楽曲はコンサートで演奏することを想定して作られていたことを明かした。
さらにリアムはこのやり方について「それって普通と反対のやり方だよね」とコメント。「でも、ぼくたちには時間がなかったし、そうするしかなかったんだ。『急いで!次のヒット曲を作らなきゃいけない!さらにもう1曲、そしてさらにもう1曲!』って。実際、そうやって作る方が簡単だった。どういう課題を満たせばよいか、わかっていたからね。今のぼくはそういうやり方はしないだろうね。だから(1Dの曲は)ぼくが好んで聴くようなものではなかった。でもそれを作る方法は知っているって感じだったね」と、本音を吐露している。
現在ソロとしても活躍するリアムだが、1D時代とくらべてストリーミングサービスが主流になるなど音楽業界も様変わりし、試行錯誤をしながら混乱することもあるという。またグループ時代は何もしなくてもどんどんアルバムも売れ、ストリーミングでのダウンロード数も驚異の数を記録していたが、ソロとなるとまたその辺もだいぶ事情が変わってくるようだ。
今後スタジオ・アルバムのリリースも予定しているリアム。今は本当に自分の好きな音楽づくりに存分に打ち込んでいるはずだ。今後も彼の活躍に期待したい。
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