カナダ出身の歌手ジョニー・オーランド。弱冠20歳(2023年11月現在)の彼は、9歳から歌手活動をはじめ、当時YouTubeに歌唱動画を投稿したことで話題になった。15歳でユニバーサル・ミュージック・カナダと契約。これまでにリリースしてきた楽曲の総再生数は4億回を超える。SNSのフォロワー数は累計2500万人を超える、Z世代を代表する今大注目の次世代シンガー・ソングライターだ。
ヨーロッパ最大級の音楽授賞式『MTV Europe Music Award』で、「Best Canadian Act」を4回も受賞している。過去にこれを受賞しているのは、ジャスティン・ビーバーとショーン・メンデス、そしてジョニー・オーランドの3名のみ。「次のジャスティン・ビーバー」や「ネクスト・ショーン・メンデス」との呼び声も高い。そんな若き才能の塊である彼に、tvgrooveは今回2度目のインタビューを刊行! 初めて訪れた日本への印象、ジャスティン・ビーバーと比較されることについてや、ショーン・メンデスとの交流、12月リリース予定の新曲についてなど、たっぷりと語ってもらった。
初めての日本! 観光もショッピングも満喫! 日本での初公演が待ち遠しい
――日本にようこそいらっしゃいました! Instagramに写真をたくさん投稿していましたが、どこかに行かれたり美味しいものは召し上がりましたか?
本当に素晴らしい場所だよ! 地下鉄のパスを買ったおかげで、色んな場所を回れたんだ。電車のシステムが日本は素晴らしいよね。そのおかげで行きたい所に自分たちの力で行けるし。シッピングやたくさんのレストランに行って。餃子も食べたんだ。本当に美味しかった。渋谷のスクランブル交差点にも、もちろん行ったよ! 写真をたくさん撮って、日本を本当に楽しんでるよ。
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――明日は初めての日本公演ですね。初めて日本のファンに会うのはどんな気持ちですか?
(※インタビューは2023年11月15日に実施。翌16日に初の来日公演を実施)
すごく興奮しているよ。初めてなので、わからないことや予測できないことが、たくさんあると思うんだけど、そこがまたワクワクするよ。本当に日本のファンに会えるのが楽しみだよ! これまで色んな場所で公演をやってきたけど、場所によってすごく違うんだよね。その変化を見るのもすごく楽しみなんだ。とにかく明日が本当に楽しみだよ!
ジャスティン・ビーバーと比べられることは光栄? ショーン・メンデスとの心温まるエピソードも披露
――ジョニーさんはYouTubeにジャスティン・ビーバーの「Mistletoe」のカバーを投稿したことをきっかけに注目を浴びたと聞いています。ものすごい再生回数だったとか?
あれが初めての投稿だったんだよ。2011年だったし僕もすごく幼かったし、その後に何が起きるかなんて見当もつかなかった。そしたら何千もの人が見てくれて。すごくハッキリ覚えてるんだけど、姉と一緒に車で学校に行く途中、姉さんが「何千viewにもなってる!」って言ってて、すごくクールだと思ったんだよ。
でも注目を浴びるために投稿したんじゃなくて、ただ自分たちが楽しみたかったんだよね。ビジネスとかキャリアとか考えてなかったし、当時はアーティストになることも想像してなかった。ここまで来るのに何年かかかったけど、本当にあの時は家族や友達のために投稿した動画なのに、たくさんの人に見てもらえて光栄でした。
▼Johnny Orlando「Mistletoe」カバー
――カナダ出身でYouTuberから世界的スターになったという経歴が、まるでジャスティン・ビーバーのようですが、ご自身もそれを感じたことはありますか?
(少し笑いながら)すごいレジェンドじゃないですか! ジャスティン・ビーバーと比べてもらえるなんてとても嬉しいです(笑)。でも実は、2011年当時の僕の髪型だったりとか、顔の動かし方だったりとかが似ているから、実はすごくよく言われるんですよ(笑)。当時はYouTubeでカバー曲をたくさん披露するのは珍しかったというか、一般的じゃなかったったけど、今はSNSで色んな人がそれをやっていて、やっぱり見つけてもらえるキッカケになるのが一番のチャンスだと思う。だからすごく変な感じなんだけど…ジャスティン・ビーバーと比べてもらえるのはいつでも大歓迎です。ありがとうございます!
――ジョニーさんは『MTV Europe Music Award』で、「Best Canadian Act」を4回も受賞してらっしゃいます。ジョニーさん以外はジャスティン・ビーバーやショーン・メンデスしか受賞したことはありませんが、彼らとお会いしたことはありますか?
なぜか、ジャスティン・ビーバーさんにはお会いできてないんです。ショーン・メンデスさんには会ったことがあります!
――その時、ショーン・メンデスと何を話されたんですか?
彼は僕が来ていたジャケットを見て、すごくカッコいいと褒めてくれたんだよ。彼は本当にスーパー・ナイス・ガイだったよ!! レーベルのパーティで僕がガチガチに緊張してたんだ。そこでショーンと会ったんだ。それ以来、そのジャケットを今まで以上に着るようになったよ!(笑)
歌手ジョニー・オーランドの今後の目標は? 新曲や次回作について語ってもらった
――ステキなお話ありがとうございます! ジョニーさんの新曲「A Man Like Me」について教えてください。どのようなメッセージが込められているのでしょうか?
この曲はPart 2なんですよ。『The Ride』は3部作になっていて、このシリーズはヒーリングっていうか、何か辛い経験に対して、そこから癒やされて回復するまでのプロセスになっているんだけど。この2つ目の「A Man Like Me」については、僕が失恋を経験したから、その経験とその気持ちについて歌ってるんだ。
特に、こういうことが起きると自分のせいなんじゃないかとか、自分を責めたりすると思うんだよね。自分がクレイジーで、自分で自分を責めている、その罪悪感について歌っているんだ。そういう考え方は本当は間違っているんだけど、たくさんの人が自分のことを責めがちだと思うんだ。そうすることで問題に直面することから逃げたり、そういうことについて歌っているのが、今回のこの曲なんだよ。
▼ジョニー・オーランド「A Man Like Me」
――『The Ride』は3部作とおっしゃいましたが、次回作はどういった構成で描かれるのでしょうか?
さっき話したとおり、Part 2の「A Man Like Me」については自分を責めるような内容なんだけど、Part 3については真のリフレクションというか。自分を俯瞰的に見ることができるようになって、自分の気持ちを昇華していって、真実を見ることができるようになるのが次回作なんだ。僕にとっては、そこに至るまで9ヶ月もかかったんだ。だから「I miss you(君が恋しい)」って感じの曲が多いんだけど、それはそれだけ相手を愛したり恋しく思ったっていう経験だし、それは自分の中でも貴重なことだったと思う。今はすべてを水に流して、苦しみとかを手離して、許すっていう、そういう内容がPart 3になるよ。
――今後、挑戦してみたい音楽のジャンルなどはありますか?
うーん、これといって明確なジャンルはないんだけど。境界線を押し広げて、自分自身が進化していきたいな。インディーだったり、ロックだったり、ラップだったり、R&Bも好きだし。でも僕がHIP HOPスターになりたいとか、そういうことじゃなくて。そういう要素を自分の音楽に取り入れていって、自分の音楽を進化させていてれば良いなと思って。ラジオで流行る曲とかポップソングを作ろうとか、そういうんじゃなく…こういう曲を作ろうと思って作ると言うより、いつも流れに任せて作るんだよね。だから僕が作る音楽は、水の流れみたいに、その時にキャッチできるものを、その時だから作れるものを、大切に作っていきたいと思っています。
――最後に、日本のファンにメッセージをお願いします!
ハイ、日本のファンの皆さん! いつも本当にありがとう。僕は今、東京にいます。明日の公演(11月16日開催)は本当に楽しみで、この2~3日は本当にワクワクしているよ。皆さんのおかげです。本当にありがとう。また明日(公演で)会おうね!
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