※この記事は『ソー:ラブ&サンダー』のネタバレを含みます
タイカ・ワイティティ監督の口からMCU映画『ソー(マイティ・ソー)』5作目の可能性を期待させるような発言が。そしてそれは、雷神ソーの“最期”につながる作品になるかもしれない。
シリーズ4作目終了時点でソー・オーディンソン(クリス・ヘムズワース)は、養子として迎えた娘ラブと共に仲良くヒーロー活動を行っている状況。しかし、彼にはまだ語られるべき物語が残されているのかもしれない。
【動画】『ソー:ラブ&サンダー』予告編
Inverse誌のインタビューで、タイカ・ワイティティ監督(『マイティ・ソー バトルロイヤル』『ソー:ラブ&サンダー』)は、マーベル・スタジオが製作するかもしれない『ソー』の5作目で、監督に戻る予定はないことを明かした。
さらにワイティティが明かしたことがもうひとつ。彼は、5作目でもクリス・ヘムズワースが主演を務める可能性があると発言したのだ。このような話が出ることからは、実際に『ソー』5作目が水面化で企画中である可能性が高いことの表れにも思えるし、同時にヘムズワースが過去にMCUにおけるソーの物語の終わりについて発言した重要な予測につながるようにも思えるのだ。
2022年のDigital Spy誌のインタビューで、クリス・ヘムズワースは『ラブ&サンダー』について振り返り、ソーの物語にはまだ語るべきことが残されていることを信じていると発言すると同時に、5作目があるならそれはソーの最後の冒険になるべきであり、その結末はアベンジャーズ最強メンバーのひとりであった彼の死であるべきだと提案した。
ヘムズワースは「もしまた(ソーを)やるなら、そろそろ本を閉じるべき時だと感じているよ。どういう意味かわかるだろ?もうその資格があると思うんだ。誰かから聞いた話でも、何かの計画にもとづいているわけでもないけど、次回が最終章であるべきだと思ってる。みんなは1人のヒーローの誕生、1人のヒーローの冒険を見てきた。今度は1人のヒーローの死じゃないかな…僕がその段階にいるのかどうかは知らないけどね」と、ヒーローの物語には“死”という終わりが描かれるべきだと考えているようだ。
もしソーの最期が描かれるのであれば、(これまで一緒に過ごしていた宇宙のロキとは異なるものの)ドラマシリーズで活躍しているロキとは何らかの形で再会するのかもしれないし、ファンとしてはそれを期待していることだろう。
【動画】「ロキ」シーズン2予告編
そして、勇敢に戦いの中で散った者だけがふさわしいとされる「ヴァルハラ」にソーが到達する姿を見られるのかもしれない。
過去のソー登場作品、そしてドラマシリーズ「ロキ」はDisney +(ディズニープラス)で配信中。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。