2020年、ミネソタ州ミネアポリスで警察に首を圧迫され死亡したアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん。彼を殺害した警察官のデレク・ショーヴィンが先日、収監先で別の受刑者より刺されたことが報道されていた。ショーヴィンの家族はその刺傷事件を「メディアを通して知った」と明かしており、怒りを見せている。
デレク・ショーヴィンの母であるキャロリン・ポーレンティは、「ニュース機関は一体どうやって（この事実を）知っているのでしょう・・息子の母ですら知らないのに？」とAlpha Newsに語った。彼女は、刑務所では緊急連絡先を登録していると言い、それは彼女の番号だったが、誰も電話してこなかったと述べている。彼女は続けて、「何と言っていいかさえわからない。私は寝ていませんし、キッチンとリビングルームの床を歩き回って考え込んでいます」と語った。
ショーヴィンの弁護士であるビル・モアマンは、情報を得るために刑務所に電話をかけたが、返事がないと述べていた。そして、別のショーヴィンの弁護士であるグレゴリー・M・エリクソンは、刑務所の無言を非難。「これは管理が不十分であり、デレクの襲撃がどのようにして起こることが許されたかを示しているようです」と述べた。エリクソンはさらに、「家族に通知されなかったことは、その施設の不適切な手続きと組織のコントロールの不足をさらに示しています」と付け加えた。
ショーヴィンは現在、フロイドさんの市民権を侵害した罪で有罪を認め、約21年の刑を受けている。先日ショーヴィンは連邦刑務所のツーソン施設で襲撃を受けたが、安定した状態にあるという。刺傷は別の受刑者によって行われたとされている。刑務所の医師はショーヴィンに対して「命を救う」処置を行ったと報道されている。
