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この記事では、2024年が辰年ということで、竜やドラゴン(系)のキャラクターが登場する映画を20作品紹介する。ぜひ辰年をきっかけに知らない映画、観直したい映画を鑑賞していただければ幸いだ。
1. 『千と千尋の神隠し』
言わずと知れた国民的ジブリ映画『千と千尋の神隠し』。
今回紹介する中でももっとも「辰年」の「辰」感が強い龍が登場する映画ではないだろうか。ジブリ映画は配信にないことでもおなじみだが、地上波の録画がある人も多いはず。なくてもぜひレンタルしてきて家族で観直してみよう。
2. 『ラーヤと龍の王国』
ディズニーによるアニメ映画『ラーヤと龍の王国』では、人々が欲望に駆られたことで5つの土地に分かれて争うようになってしまった国を舞台に、戦うディズニープリンセス、ラーヤが仲間を集めながら冒険する。
少年映画のような王道アドベンチャーアクションと、ディズニーによる美麗な映像を楽しめる1作で、龍の声はオークワフィナが演じた。
3. 『ネバーエンディング・ストーリー』
1984年の王道ファンタジーアドベンチャー『ネバーエンディング・ストーリー』。
いじめられっ子が逃げ込んだ古本屋で見つけた本の世界で冒険する今作も、家族で楽しめる冒険映画で、高揚感のあるテーマソングも有名だ。真っ白な竜のファルコンは全体的にモフモフしていて可愛い。
4. 『ムーラン』
ディズニー映画『ムーラン』でムーランの相棒になる愉快なキャラクター、ムーシューも「辰」らしい竜。
男性だけが兵士になれた時代に、父を庇うために男装して戦士として成長していくムーランの姿に勇気づけられる作品だ。
5. 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
「ハリー・ポッター」シリーズ最終章『死の秘宝 パート2』に登場するドラゴン。
宿敵であるヴォルデモート卿を倒そうと分霊箱を探す旅の途中、ハリー達が向かったグリンゴッツ銀行にこのドラゴンが潜んでいた。ドラゴンの特性を利用したハリー達の脱出劇に注目だ。
6〜8.『ヒックとドラゴン』三部作
3本作られた映画(※)がどれも名作な『ヒックとドラゴン』シリーズ。
※:『ヒックとドラゴン』『ヒックとドラゴン2』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
この黒いドラゴンは日本語でトゥース(=歯)と呼ばれているが、本来トゥースレス(=歯がない)で真逆の意味。
ドラゴンと人々のかかわり合いを描く、北欧風の世界観と美麗な映像をお楽しみいただきたい。
9. 『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』
『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』では、タイトルにもドラゴンが入っている王道アドベンチャー大作なので当然ドラゴンが登場。重量級の体格で主人公たちを圧倒する迫力が印象的だ。
他にも色々な試練が登場するだけでなく、笑いも多い作品なので、年始に家族や友達とワイワイ楽しめる作品のはず。
10. 『竜とそばかすの姫』
細田守監督作品である『竜とそばかすの姫』。
美女と野獣もモチーフに取り入れつつ、ネットの世界の歌姫ベルと、恐れられる“竜”を描いた今作は2021年に大ヒット。細田監督らしい世界観をご堪能あれ。
11. 『眠れる森の美女』
古き良きディズニークラシック作品『眠れる森の美女』では悪役マレフィセントがドラゴンに変身。王道なおとぎ話らしいドラゴンの造形はシンプルながら禍々しく、クールだ。
12. 『マレフィセント』
そんな悪役マレフィセントの視点から物語を実写化した『マレフィセント』でも、もちろんドラゴン姿が登場している。
13. 『魔法にかけられて』
マレフィセント・ドラゴンの影響を受けていそうなディズニー映画『魔法にかけられて』でも、悪役ナリッサがドラゴンに変身。
実写の現実世界とアニメのおとぎ話の世界がクロスオーバーする独特の設定が話題になったミュージカル映画で、ナリッサが現実世界で暴れる姿は大迫力だ。
14. 『ホビット 竜に奪われた王国』
『ホビット』シリーズ第2作『竜に奪われた王国』にもタイトルどおり竜が登場。
エルフ、魔法、ドラゴンなど、王道ファンタジー要素が詰め込まれた小説といえば「指輪物語」。その映画化/スピンオフである『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズも連休の一気見シリーズ候補かもしれない。
15. 『ゲド戦記』
宮崎吾朗監督によるジブリ映画『ゲド戦記』。
他のジブリ映画にはないレベルの気味の悪い描写も特徴的な今作では、ドラゴンの出番は少ないながら、確実に印象には残る登場シーンとなっている。
16. 『ピートとドラゴン』
ディズニーによる1977年の実写×アニメ融合作品『ピートとドラゴン』。
東京ディズニーランドでもエレクトリカル・パレードにフロートがあったり、ドリーミング・アップで楽曲が使われたりと、意外に多くフィーチャーされている。
17. 『ピートと秘密の友達』
『ピートとドラゴン』は2016年には『ピートと秘密の友達』として実写リメイクされている。
物語は大幅に改変しつつも、人間界に現れたドラゴンが少年と交流を深める点は変わらない。
18. 『エラゴン 遺志を継ぐ者』
映画としてはマイナーながら、原作小説は有名な『エラゴン』。
「ドラゴンライダー」シリーズとして4作の小説が出ており映画化も三部作の想定であったが、
興行成績が振るわず打ち切りになってしまった不遇な作品だ。
19. 『ウィッシュ・ドラゴン』
Netflixオリジナルのアニメ映画『ウィッシュ・ドラゴン』。今作の竜はとても「辰」らしいフォルムをしている。
引っ越してしまった幼馴染のリナとの再会に向けて一生懸命背伸びするディンが願いを叶える竜に会う、中国を舞台にした『アラジン』のような王道ファミリーファンタジー作品だ。
20. 『DRAGON ドラゴン』
ロシアのファンタジー映画『DRAGON ドラゴン』。
女性を生贄としてドラゴンに捧げる儀式が行われていた国を舞台に、人間のような姿に変身するドラゴンと人間の女性が種族を超えた恋に落ちていくロマンチックで独特の作品となっている。
おまけ. 「ゲーム・オブ・スローンズ」
ちなみに映画ではないが、ドラゴンといえばドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」も思い浮かぶ方がいるのではないか。
冬休みはこの壮大なドラマシリーズを一気見するチャンスかもしれない。
今回は辰年を記念して、竜・ドラゴンが登場する映画を紹介した。辰年をきっかけにドラゴン映画を探している方は、ぜひご活用いただければ幸いだ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。