シアーシャ・ローナンが『ブラック・ウィドウ』への出演を断っていたとのエピソードが語られた。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品『ブラック・ウィドウ』で初登場した、ナターシャの“妹”エレーナ。最終的にフローレンス・ピューが演じたこの役だが、ピュー以前にこの役を打診されていた人物がいた。それがシアーシャ・ローナン(『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』)だ。
【動画】『ブラック・ウィドウ』予告編
ポッドキャスト番組「The Town」でDeadline誌の記者であるジャスティン・クロールが語ったところによると、シアーシャ・ローナンはマーベル・スタジオからのオファーを断ったという。
クロールは「シアーシャについて聞いた話だけど、彼女は『ブラック・ウィドウ』でフローレンス(・ピュー)が演じた役をスルーしたらしい。マーベルは彼女の好みじゃない、興味ないようだね」と、エレーナ役のオファーにローナンが興味を示さなかったという情報を語った。
Screen Crush誌によると、2013年にもマーベルはローナンにスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役の可能性を感じていたそう。それを受けた当時のThe Mary Sueによるインタビューではワンダ役の可能性についての会話が残されており、ローナンはワンダ役に期待していたようだ。
【動画】最終的にワンダはエリザベス・オルセンが演じることに
ワンダ役について尋ねられたローナンは「うん、もちろんやりたいな。私はジョス(・ウェドン監督)や彼の映画が好きだし、彼によるスーパーヒーローたちの描き方も好き。他の誰もやったことのなかったものだと思ってるよ。だから、私もぜひ参加したいと思ってるよ」と、ワンダ役としてのMCU参加を望んでいた。
これを見るとクロールの“シアーシャがマーベルに興味がない”という話とは食い違うようにも感じる。
シアーシャ・ローナンはマーベルに「興味がなくなった」のか、「興味があるように見せていた」のか、それとも「いまだに興味はあるがエレーナ役は望まなかった」のか、真実は本人のみぞ知ることだろう。
『ブラック・ウィドウ』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。