ゴールデン・グローブ賞授賞式でテイラー・スウィフトがジョークのネタにされ、発言した司会が翌日反省を表明した。
7日、テイラー・スウィフトがロサンゼルスで行われた第81回ゴールデン・グローブ賞授賞式に出席。自身のコンサート映画『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』が大ヒットし、同作が今回の「興行成績賞」にノミネートされたからだ(※)。
※受賞は『バービー』となったほか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Volume3』『ジョン・ウィック:コンセクエンス』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング パート1』『オッペンハイマー』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。がノミネートされていた。
司会のジョークにテイラーが不快感を露わに
映画・ドラマの祭典にグリーンのドレス姿で煌びやかに登場したテイラーには視聴者も喜んだのだが、またもやテイラーは“ボーイフレンドネタ”の餌食になってしまった。
【動画】授賞式オープニングセレモニー
式中、司会のジョー・コイが「ゴールデン・グローブ賞とNFLの違いは何か?ゴールデン・グローブ賞の方がテイラー・スウィフトがカメラに抜かれる回数が少ない」とジョークを言ったのだ。
テイラーの現在のボーイフレンドといえばNFL選手のトラヴィス・ケルシー。彼女は12月にもケルシーの試合を応援中にカメラに抜かれ、ブーイングを浴びながらも余裕の態度を見せていたことが話題になったが、今回コイはそれと結びつけてテイラーをネタにしたというわけだ。
好きで試合モニターに映っているわけではないテイラーもこのジョークには不愉快さを露わにし、一笑いもせずにドリンクを飲むだけであった。
司会が反省・釈明!
翌朝、ジョー・コイはテレビ番組「Good Morning America」にリモート出演し、ゴールデン・グローブでの司会について話をきかれた。
コイは「司会は大変な仕事だ。僕はスタンドアップ・コメディアンであって、司会とは違う仕事をしている」「申し訳ないとも思ってるけど、自分のした仕事は気に入ってるよ」と、自身の普段の仕事との違いを説明しながらも、少し気まずそうな様子。
番組司会者に「全体的に見れば、とても良かった」「失敗したと思った場面があったのか」と聞かれたコイは、「テイラーの件は良くなかったね。変なジョークになってしまったよ」と例の件について反省を述べたのだ。
なお彼は「あの発言はNFLに対するものだったんだ。NFLをネタにするつもりだった」と釈明している。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。