アメリカで、ミュージカル映画『Mean Girls(原題・2024)』が大ヒットのスタートを記録した。
2004年の人気映画『ミーン・ガールズ』がブロードウェイ・ミュージカル化されてトニー賞を受賞し、そのミュージカルが映画化されるという興味深い流れをたどった『Mean Girls(2024)』は、パラマウント+配信限定映画となる予定だったが劇場公開作に変更。
今作は祝日もあったこの週末で3,200万ドル(約46億3570万円)の興行収入を記録し、劇場公開の大きな成果を出したようだ。
【動画】『Mean Girls(2024)』予告編(英語)
2004年の『ミーン・ガールズ』はティナ・フェイ脚本、リンジー・ローハン主演の学園コメディで、レイチェル・マクアダムス、アマンダ・サイフリッドといった人気キャストが出演していたことでも知られる。
【動画】『Mean Girls(2004)』予告編(英語)
ミュージカル映画版となる新たな『ミーン・ガールズ』では、アンガーリー・ライス(『スパイダーマン:ホームカミング』)が主人公のケイディを演じ、舞台ミュージカルでも出演していたレニー・ラップ、アウリー・クラバーリョ、ジャケル・スパイビーがそれぞれレジーナ役、ジャニス役、ダミアン役を務める。
2004年版の脚本家&数学教師役だったティナ・フェイが2024年版でも脚本家&数学教師役を再び務めたほか、ティム・メドウスも校長先生役で続投、ジョン・ハムが体育教師のカー先生役にキャスティングされた。
日本でも元祖『ミーン・ガールズ』が人気映画であるだけに、日本で観られるようになる日が待ち遠しい1作だ。
なお、同週に公開されたデヴィッド・エアー監督・ジェイソン・ステイサム主演映画『The Beekeeper(原題)』も、週末で米国1,680万ドル(約24億3370万円)、全世界で3,910万ドル(約56億6420万円)と、アクションスリラー映画としては好成績を上げており、こちらも今後の伸びに期待ができそうだ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。