「ボブとはたらくブーブーズ(Bob the Builder)」の映画化が決定。ジェニファー・ロペス製作、アンソニー・ラモスが主演を務めるようだ。
「♪ボブとブーブーズ(やってくれるかい?)♪ボブとブーブーズ(イェス・ウィー・キャン!)」と元気いっぱいのテーマソングでおなじみの児童向けアニメシリーズ「ボブとはたらくブーブーズ」が、映画化されることが報じられた。今作は『バービー』の大ヒットに続き今後も映画製作を予定しているマテル社の映画企画となり、プロデューサーをジェニファー・ロペスが務める。主演としてボブの声優を務めるのは『イン・ザ・ハイツ』『トランスフォーマー/ビースト覚醒』のアンソニー・ラモスのようだ。
【動画】「ボブとはたらくブーブーズ」なつかしのテーマソング(英語版)
元は子ども向けの単純な番組だが、今作では少し深い問題を掘り下げるようで、ボブ(ロベルト)は大きな工事仕事のために、プエルトリコに遠征に出かけるようだ。公式の発表によれば、今作で観客はボブが「島に影響を与える問題に対処することになり、建設とは何かを深く掘り下げる」ところを目撃することになるという。監督は未発表だが、脚本はフェリペ・ヴァルガス(『Rosario(原題)』が今後公開予定)が手がけるという。
マテル・フィルムズ代表のロビー・ブレナーは「アンソニー(・ラモス)とフェリペ(・ヴァルガス)の天才的な物語へのヴィジョンが組み合わせることで、ボブと共に育った観客が彼に共感して楽しむと同時に、新しい観客も楽しませることができるはずだよ」と作品に期待を寄せている。
アンソニー・ラモスは映画版『Bob the Builder(原題)』が大スクリーンに「重要なメッセージ」をもたらすと予告。今回の映画には、ラモス自身の人生にインスパイアされた要素も盛り込まれると話した。続けて彼は「長年にわたって、『ボブとはたらくブーブーズ』のキャラクターたちは世界中の若い人々に感銘を与えてきた」「一緒にはたらく友達、すばらしい家をシェアする喜び、そして障壁を乗り越えたい時に愛がどれほど助けになるか…やってくれるかい?イェス・ウィー・キャン!」とテーマソングを引用しながら、シリーズの魅力を伝えるラモスだった。
映画版「ボブとはたらくブーブーズ」は、『バービー』に続きマテル社が開発中の映画リストに加わることになる。現状判明しているだけでも『American Girl(原題)』、ダニエル・カルーヤ主演の実写版「バーニー&フレンズ(原題:Barney)』、ヴィン・ディーゼルによる映画版『Rock ‘Em Sock ‘Em Robots(原題)』(殴り合うロボットのおもちゃ)、レナ・ダナムによる映画版『Polly Pocket(原題)』(化粧コンパクトの中に部屋があり、人形を入れるおもちゃ)などが企画中だ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。