ジョニー・デップ出演最新作『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』から初の本編映像、そして著名人の本作推奨コメントが解禁された。
本年度カンヌ国際映画祭オープニング作品にして本国フランスで大ヒットを記録したジョニー・デップ出演最新作『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』が、2024年2月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開。本日、今作初の本編映像と、著名人の本作への推奨コメントが解禁となった。
【動画】『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』本編映像
この度、初解禁された本編映像は、ジョニー・デップ演じる国王ルイ15世のモーニングルーティンを見ることができる。ヴェルサイユ宮殿に住まうルイ15世の朝は長い。大勢の親族やくらいの高いヴェルサイユの住人たちに見守られながら、髭を剃り、カツラを装着し、メイクを施される。365日それを見届けなければならない周囲の人間たちも退屈そうで、特にルイ15世の娘の四姉妹は、不機嫌顔で時が経つのを待っている。
着替えが済み支度が完了すると、四姉妹たちから退場していく。王に背を向けていいのは、王太子だけという掟の元、バタバタと音を立てて小刻みに下がっていく貴族たち。マジックミラー越しにそれを見るジャンヌも、あまりの仰々しさに終始笑いが止まらない。最後にマジックミラーの向こうのジャンヌを見つめるルイ15世のカットで映像は終わる。他にも本編にはヴェルサイユの仰天ルールの数々を見ることができる。
合わせて解禁されたのは、本作に魅了された著名人から届いたコメントの数々。
著名人コメント全文(五十音順・敬称略)
秘密の鍵穴から、ヴェルサイユの日常を覗き込むような感覚に陥る。歴史物には作り手が、史実の人物をどう愛したのかが、如実に現れる。デュ・バリー夫人と国王の駆け引きに滲む、等身大の愛を愉しむには、贅沢過ぎる逸品だろう。
磯見仁月(漫画家「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」)
「彼女と共にいたい。日が昇る時も。日が沈む時も。それだけだ。」
あまりにも鮮烈なラブストーリー。
ジャンヌのもつ無邪気さと凛々しさ。
奔放でありながらも深々と染み入る包容力。
愛を授かる女の理由が美しく目の前を流れていく。
そしてルイ15世の言葉以上の愛情表現、これもまた心掴まれるシーンのひとつ。
神崎恵(美容家)
素朴なシャンパーニュの片田舎から、目も眩む豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿の頂点にまで一気に駆け上がった少女の数奇な人生に没入体験するかのような映画。贅沢なセットやシャネルの美しい衣装に酔いしれました!
坂本眞一(漫画家「イノサン」)
ヴェルサイユ宮殿で撮影された美しい部屋や風景の中で、国王と夫人の感情の複雑さに焦点を当てたストーリーは、まるでタイムスリップして当時宮殿にいた人間として2人を見ている様な感覚になりました。
笹本玲奈(女優)
ジョニー・デップがフランス王ルイ十五世!? いや、これが意外な当たり役だ。キャスティングは全て、丁寧な歴史解釈に基づいているのだ。作られた歴史絵巻というより、歴史そのものを覗いたような気分になる。
佐藤賢一(作家「王妃の離婚」)
フランスの栄光をきわめたルイ15世の最後の公妾、ジャンヌ・デュ・バリーを演じるのは監督と脚本をも手がけたマイウェン。目を奪われる壮大・華麗で豪華絢爛なベルサイユ宮殿。海賊でないジョニー・デップの姿も軽妙。シャネルが担当した衣装の数々も見もの。
デヴィ・スカルノ(国際社交家)
歴史上稀に見る、デュバリーの成り上がりの人生は身分社会を遂に乗り越えた!革命という大きな歴史の波が彼女を襲うまでは……。フランス絶頂期と大革命の狭間にある美しい愛の物語を多くの人に楽しんでほしいです。
深井龍之介(株式会社コテン代表取締役CEO)
好奇心に満ちた人生を送りたいと願った女性が、18世紀のフランスで周囲からどれ程虐げられても、最愛の人への一途な愛を貫き、ヴェルサイユ宮殿で生きた時間というのは、とても尊く それはそれは美しいものでした。
真飛聖(女優)
ジョニー・デップ出演最新作『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』は、2024年2月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開。
『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』作品情報
【STORY】
貧しい家庭の私生児として生まれ、娼婦同然の生活を送っていたジャンヌ(マイウェン)は、類まれな美貌と知性で貴族の男たちを虜にし、社交界の階段を駆け上がっていく。ついにヴェルサイユ宮殿に足を踏み入れたジャンヌは、時の国王ルイ15世(ジョニー・デップ)と対面を果たす。二人は瞬く間に恋に落ち、彼女は生きる活力を失くしていた国王の希望の光となっていく。そして、国王の公式の愛人、公妾となったジャンヌ。しかし、労働階級の庶民が国王の愛人となるのはヴェルサイユ史上、前代未聞のタブー。さらに堅苦しいマナーやルールを平気で無視するジャンヌは、保守的な貴族たちから反感を買う一方で、宮廷に新しい風を吹き込んでいく。しかし、王太子妃のマリー・アントワネットが嫁いできたことで立場は弱まり、やがて運命は大きく変わっていく…。
■監督:マイウェン
■脚本:マイウェン、テディ・ルシ=モデステ、ニコラ・リヴェッチ
■出演:マイウェン、ジョニー・デップ、バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・リシャール、メルヴィル・プポー、パスカル・グレゴリー
■2023年/フランス/フランス語/116 分/カラー/ビスタ/5.1ch/JEANNE DU BARRY(原題)/日本語字幕:松浦美奈/配給:ロングライド
©2023-WHY NOT PRODUCTIONS-FRANCE 2 CINEMA- FRANCE 3 CINEMA-LA PETITE REINE-IMPALA PRODUCTIONS
longride.jp/jeannedubarry/
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。