テイラー・スウィフトのAI生成による悪質なポルノ画像が出回っている件について、ホワイトハウスと映画俳優組合が反応を示した。
テイラー・スウィフトのAI生成によるテイラー・スウィフトの悪質なフェイクポルノ画像がソーシャルメディアで大量に出回り、ファンたちは激怒、テイラー側は法的措置を検討している。
これらの写真について、映画俳優組合(SAG-AFTRA/映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟)、およびホワイトハウスのプレス報道官カリーヌ・ジャン=ピエールから反応があった。
映画俳優組合は声明において「テイラー・スウィフトを描いたAI生成の悪質なポルノ画像は、人々が動揺を覚えるものであり、有害で深刻な懸念を引き起こしている。本人の同意なしにフェイク画像ー特に卑猥な画像が開発・普及されることは違法とされるべきである。社会はこれらの技術をコントロールする力を持っているが、事態が遅すぎることになる前に、我々は今行動しなければならない。俳優組合は引き続き、ジョー・モレル議員による「特定個人の画像のディープフェイクを防止する法案」に賛同し、このようなプライバシーと自律権の侵害を阻止する取り組みを支持する。我々はテイラーと、このようなプライバシーや権利の侵害の被害に遭われている世界中の女性を支持する」と述べ、有害なフェイク画像の規制が推進されるべきだとした。
カリーヌ・ジャン=ピエールは、性的なディープフェイク画像に対する立法について、議会が前進するよう奨励している。
ABCニュースを通して、ジャン=ピエールは「我々は画像…正確にはニセの画像ですね、その広がりについての報告に驚き不安に思っています。警戒すべき事態です」と不安を述べ、「ソーシャルメディア企業は独自の判断でコンテンツ管理を行える一方で、彼らは自身のルールを徹底して執行し、不正確な情報や特定の人物の非同意の性的な画像が拡散されることを防ぐという重要な役割も果たすべきだと考えています」と、自由にコンテンツ管理を行えるソーシャルメディア企業自体にも悪質なコンテンツを防ぐ責任があると主張した。
(※1/28追記)これを受けてか、Xの検索結果に対策がなされたようだ(詳細は以下の記事へ)
続けて彼女は「議会は法的な措置を講じるべき」と付け加えている。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。