現地時間2月4日、第66回グラミー賞授賞式が開催された。(ページ下部に主な受賞結果&ノミネート一覧あり)
注目すべきは、「Flowers」で2部門受賞のマイリー・サイラス。長年活躍してきた彼女だが、グラミー賞は彼女のキャリア初のことだ。初にして年間最優秀レコード賞と最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を2部門受賞し、自身のチームや家族、スタジオスタッフに感謝を述べた。
さらにテイラー・スウィフトの「Midnights」が自身のキャリア4枚目の“年間最優秀アルバム賞”に選ばれたことで、テイラーはこの賞の単独史上最多受賞者となった。
ノミネート数で見ると、最多ノミネートはシザで9部門、フィービー(ボーイジーニアス含む)とヴィクトリア・モネが7部門、ジョン・バティステ、マイリー・サイラス、テイラー・スウィフト、オリヴィア・ロゴリゴが6部門と続く。
パフォーマンスではデュア・リパ、ビリー・アイリッシュ、オリヴィア・ロドリゴ、マイリー・サイラス、U2(中継)、トラヴィス・スコット、ビリー・ジョエルなど豪華アーティストがそれぞれ圧倒的なステージを披露した。
- 受賞結果(ノミネート)一覧はこちら(★が受賞者)
- 年間最優秀レコード賞(Record Of The Year)
- 年間最優秀アルバム賞(Album Of The Year)
- 年間最優秀楽曲賞(Song Of The Year)
- 最優秀新人賞(Best New Artist)
- 最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス(Best Pop Solo Performance)
- 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス(Best Pop Duo/Group Performance)
- 最優秀ポップ・ボーカル・アルバム(Best Pop Vocal Album)
- 最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング(Best Dance/Electronic Recording)
- 最優秀ポップ・ダンス・レコーディング(Best Pop Dance Recording)
- 最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム(Best Dance/Electronic Music Album)
- 最優秀ロック・パフォーマンス(Best Rock Performance)
- 最優秀メタル・パフォーマンス(Best Metal Performance)
- 最優秀ロック・ソング(Best Rock Song)
- 最優秀ロック・アルバム(Best Rock Album)
- 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス(Best Alternative Music Performance)
- 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム(Best Alternative Music Album)
受賞結果(ノミネート)一覧はこちら(★が受賞者)
年間最優秀レコード賞(Record Of The Year)
ジョン・バティステ「Worship」
ボーイジーニアス「Not Strong Enough」
★マイリー・サイラス「Flowers」
ビリー・アイリッシュ「What Was I Made For?」(From The Motion Picture “Barbie”)
ヴィクトリア・モネ「On My Mama」
オリヴィア・ロドリゴ「Vampire」
テイラー・スウィフト「Anti-Hero」
シザ「Kill Bill」
年間最優秀アルバム賞(Album Of The Year)
ジョン・バティステ『World Music Radio』
ボーイジーニアス『the record』
マイリー・サイラス『Endless Summer Vacation』
ラナ・デル・レイ『Did You Know That There’s A Tunnel Under Ocean Blvd』
ジャネール・モネイ『The Age Of Pleasure』
オリヴィア・ロドリゴ『GUTS』
★テイラー・スウィフト『Midnights』
シザ『SOS』
年間最優秀楽曲賞(Song Of The Year)
ラナ・デル・レイ「A&W」
テイラー・スウィフト「Anti-Hero」
デュア・リパ「Dance The Night」(From The Motion Picture “Barbie”)
マイリー・サイラス「Flowers」
シザ「Kill Bill」
オリヴィア・ロドリゴ「Vampire」
★ビリー・アイリッシュ「What Was I Made For?」(From The Motion Picture “Barbie”)
最優秀新人賞(Best New Artist)
グレイシー・エイブラムス
フレッド・アゲイン
アイス・スパイス
ジェリー・ロール
ココ・ジョーンズ
ノア・カーン
★ヴィクトリア・モネ
ザ・ウォー・アンド・トリーティ
最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス(Best Pop Solo Performance)
★マイリー・サイラス「Flowers」
ドージャ・キャット「Paint The Town Red」
ビリー・アイリッシュ「What Was I Made For?」(From The Motion Picture “Barbie”)
オリヴィア・ロドリゴ「Vampire」
テイラー・スウィフト「Anti-Hero」
最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス(Best Pop Duo/Group Performance)
マイリー・サイラス feat. ブランディ・カーライル「Thousand Miles」
ラナ・デル・レイ feat. ジョン・バティステ「Candy Necklace」
ラビリンス feat. ビリー・アイリッシュ「Never Felt So Alone」
テイラー・スウィフト feat. アイス・スパイス「Karma」
★シザ feat. フィービー・ブリジャーズ「Ghost In The Machine」
最優秀ポップ・ボーカル・アルバム(Best Pop Vocal Album)
ケリー・クラークソン『Chemistry』
マイリー・サイラス『Endless Summer Vacation』
オリヴィア・ロドリゴ『GUTS』
エド・シーラン『– (Subtract)』
★テイラー・スウィフト『Midnights』
最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング(Best Dance/Electronic Recording)
エイフェックス・ツイン「Blackbox Life Recorder 21F」
ジェイムス・ブレイク「Loading」
ディスクロージャー「Higher Than Ever Before」
ロミー feat. フレッド・アゲイン「Strong」
★スクリレックス、フレッド・アゲイン & フローダン「Rumble」
最優秀ポップ・ダンス・レコーディング(Best Pop Dance Recording)
デヴィット・ゲッタ、アン・マリー & コイ・リーレイ「Baby Don’t Hurt Me」
カルヴィン・ハリス feat. エリー・ゴールディング「Miracle」
★カイリー・ミノーグ「Padam Padam」
ビービー・レクサ & デヴィッド・ゲッタ「One In A Million」
最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム(Best Dance/Electronic Music Album)
ジェイムス・ブレイク『Playing Robots Into Heaven』
ケミカル・ブラザーズ『For That Beautiful Feeling』
★フレッド・アゲイン『Actual Life 3 (January 1 – September 9 2022)』
Kx5『Kx5』
スクリレックス『Quest For Fire』
最優秀ロック・パフォーマンス(Best Rock Performance)
アークティック・モンキーズ「Sculptures Of Anything Goes」
ブラック・プーマズ「More Than A Love Song」
★ボーイジーニアス「Not Strong Enough」
フー・ファイターズ「Rescued」
メタリカ「Lux Æterna」
最優秀メタル・パフォーマンス(Best Metal Performance)
ディスターブド「Bad Man」
ゴースト「Phantom Of The Opera」
★メタリカ「72 Seasons」
スリップノット「Hive Mind」
スピリットボックス「Jaded」
最優秀ロック・ソング(Best Rock Song)
ザ・ローリング・ストーンズ「Angry」
オリヴィア・ロドリゴ「Ballad Of A Homeschooled Girl」
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ「Emotion Sickness」
★ボーイジーニアス「Not Strong Enough」
フー・ファイターズ「Rescued」
最優秀ロック・アルバム(Best Rock Album)
フー・ファイターズ『But Here We Are』
グレタ・ヴァン・フリート『Starcatcher』
メタリカ『72 Seasons』
★パラモア『This Is Why』
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ『In Times New Roman…』
最優秀オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス(Best Alternative Music Performance)
オールウェイズ「Belinda Says」
アークティック・モンキーズ「Body Paint」
ボーイジーニアス「Cool About It」
ラナ・デル・レイ「A&W」
★パラモア「This Is Why」
最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム(Best Alternative Music Album)
アークティック・モンキーズ『The Car』
★ボーイジーニアス『the record』
ラナ・デル・レイ『Did You Know That There’s A Tunnel Under Ocean Blvd』
ゴリラズ『Cracker Island』
PJ ハーヴェイ『I Inside The Old Year Dying』
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。