第66回グラミー賞で、オリヴィア・ロドリゴが「vampire(ヴァンパイア)」を歌った際に、テイラー・スウィフトが立ち上がって楽しく歌った様子が話題になっている。
現地時間2月4日に行われた第66回グラミー賞で、オリヴィア・ロドリゴが圧巻のパフォーマンスを見せた。赤いドレスを身につけたオリヴィアはヒット曲「vampire」を披露し、会場を盛り上げた。会場で盛り上がった観客の中にはテイラー・スウィフトもいた。テイラーもオリヴィアの歌唱に合わせて歌い踊っており、一部でささやかれていた「テイラーとオリヴィアの不仲説」を払拭する瞬間だったかもしれない。(この説はオリヴィアも否定している)
Taylor Swift sings along to Olivia Rodrigo’s performance of “Vampire” at the #Grammys. pic.twitter.com/707bycT29V
— Variety (@Variety) February 5, 2024
「vampire」はオリヴィア2枚目のアルバム「GUTS」収録の大ヒット曲。今回のステージでは背景壁の映像で血が流れ出し、彼女自身もどこかに仕込んでいたと思われる血のりを顔や胸部に塗り出すという衝撃的なパフォーマンス。「vampire」らしい演出に会場は大喝采を送った。
オリヴィア・ロドリゴ「vampire」ミュージック・ビデオ
2022年に初めてグラミー賞の舞台に登場したオリヴィアは、大ヒット曲「drivers license」を披露。同年のグラミー賞で彼女は最も多くノミネートされたアーティストのひとりであり、最優秀新人賞、最優秀ポップソロパフォーマンス賞(「drivers license」)、最優秀ポップボーカルアルバム賞(1枚目のアルバム「Sour」)を含む3部門を受賞した。
今回も6部門ノミネートの快挙
今年のグラミー賞で、オリヴィアは6部門にノミネート。2枚目のアルバム「GUTS」は9月にリリースされ、年間最優秀アルバム賞と最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞のカテゴリーにノミネートされた。そのリードシングル「vampire」は、年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞にノミネート。ほかに「ballad of a homeschooled girl」が最優秀ロック楽曲賞にノミネートされていた。
ロドリゴは以前、雑誌Varietyに対して、「GUTS」はアーティストとしての成長の瞬間であると述べている。「この経験は私の自信と忍耐力を試した。インスピレーションが突然訪れるのを待つのではなく、制作に集中するという重要な教訓を授けてくれたの。私自身が聴きたい曲を書くということを教えてくれた」と述べている。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。