ダコタ・ジョンソンが『マダム・ウェブ』について語った。今作には大きな脚本の変更があったようだ。
映画制作に、脚本の変更は終始つきものだ。しかし、『マダム・ウェブ』主演のダコタ・ジョンソンによると、今作の脚本は非常に大きな変更を経験したという。『マダム・ウェブ』はSSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)の最新作。日本では2月23日(金)公開となる。
大きく変更された『マダム・ウェブ』の脚本
今作でジョンソンは、主人公キャシー(カサンドラ)・ウェブを演じる。キャシーは臨死体験をきっかけに予知能力に目覚める若き救命士だ。彼女は、自分が出会った3人の若い女性—ジュリア・コーンウォール(シドニー・スウィーニー)、アーニャ・コラソン(イザベラ・メルセド)、のマティ・フランクリン(セレステ・オコナー)—が謎の男性(タハール・ラヒム)に狙われているのを知って奔走する。
オリジナル・ストーリーの内容は明らかではない。しかし彼女によると、契約時に読んだ脚本が完成版と大きく異なることは確実だ。
TheWrap誌のインタビューで、彼女は「抜本的な変更があったの」と笑う。「それがどんな内容だったかは伝えられないけどね」
『マダム・ウェブ』ならではの撮影の苦労
ジョンソンは『マダム・ウェブ』の撮影における苦労も明かしている。主人公キャシーは未来を見ることができるため、同じシーンの複数のバージョンを撮影する必要があったのだ。これによってキャスト全員の仕事量が増えたという。
「マダム・ウェブ」の撮影でのより大きな挑戦は、キャシーが未来を見ることができるという設定によって生まれた。それによって、同じシーンの複数のバージョン(少しずつ違う)を撮影する必要があったのだ。
「(その設定により)多くの異なる撮影が追加されたの。作業量が3倍になったようなものだね」と彼女は説明する。「そして、それはとても複雑で、同じシーンの各バージョンの間にはわずかな違いしかない。だからそれら(の撮影シーン)はパズルのピースみたいで、私たちがどの瞬間にどの立場でいて、時間の連続性といったものにどう意識をするか、本当に注意深く考える必要があったよ」とその複雑さを明かしたダコタだった。
「うん、そうだね。私は迷子になったよ。でもSJ(・クラークソン監督)がいつも私たちがどこにいるかを正確に知っていた。本当に信じられないよ」と彼女は複雑な作品を完成させた監督を称賛した。
『マダム・ウェブ』は2月23日(金)日本公開。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。