MCU版『ファンタスティック・フォー(Fantastic Four)』のキャストと公開予定日の変更が発表。
2月14日のバレンタインデー。マーベル・スタジオがSNSでバレンタインを祝福すると同時に、ある発表を行った。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版『ファンタスティック・フォー』のキャスト発表だ。
Happy Valentine’s Day from Marvel’s First Family! Pedro Pascal, Vanessa Kirby, Ebon Moss-Bachrach, and Joseph Quinn are The Fantastic Four.
Marvel Studios’ #TheFantasticFour, in theaters July 25, 2025. pic.twitter.com/dOmLG0m7ie
— Marvel Studios (@MarvelStudios) February 14, 2024
『ファンタスティック・フォー』のキャストは?
ファンタスティック・フォーは人気のスーパーヒーローチーム。マーベルコミックでは初期から活躍しており、過去に複数回の実写映画化(2005年&2007年のシリーズ、2015年のリブート版)もされている。しかし、MCUに彼らが参戦するのは初めてのことだ。(なお『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でジョン・クラシンスキが演じるMr. ファンタスティックは登場している。ただ、チームとしてメインストーリーに登場するのは初めて。)
今回発表されたキャストは次のとおり。
Mr. ファンタスティック/リード・リチャーズ:ペドロ・パスカル
まず伸縮自在の身体と、天才的な頭脳を持つ“Mr. ファンタスティック”ことリード・リチャーズ。彼を演じるのはなんとペドロ・パスカルだ。
「マンダロリアン」の主演や『ワンダーウーマン 1984』の悪役で知られるパスカル。近年ファンがさらに急増している印象もあり、喜びの声も多く上がることだろう。
ちなみに過去のMr. ファンタスティック役にはヨアン・グリフィズ(2005、2007)、マイルズ・テラー(2015)、ジョン・クラシンスキ(2022)がいる。
インビジブル・ウーマン/スーザン・ストーム:ヴァネッサ・カービー
次にインビジブル・ウーマンことスーザン・ストーム。彼女を演じるのは、ヴァネッサ・カービーだ。『ナポレオン』ではホアキン・フェニックス演じるナポレオンのパートナーを熱演したことも記憶に新しい彼女は、『私というパズル』でアカデミー主演女優賞にノミネートされたこともありながら、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などのアクション映画でも活躍している。つまり“アクション映画慣れした演技派”という万能タイプだ。
なお歴代インビジブル・ウーマン役は、ジェシカ・アルバ(2005、2007)とケイト・マーラ(2015)。こちらも豪華だ。
ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム:ジョセフ・クイン
発火能力を持つスーザンの弟、“ヒューマン・トーチ”ことジョニー・ストーム。お調子者の彼を演じるのはジョセフ・クインだ。代表作は「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4。知名度を上げた彼には、『クワイエット・プレイス:DAY 1』の公開も控えている。
なお歴代ヒューマン・トーチ役はクリス・エヴァンス(2005、2007)、マイケル・B・ジョーダン(2015)だ。
ザ・シング/ベン・グリム:エボン・モス=バクラック
最後に岩のような外見に悩む大男“ザ・シング”ことベン・グリム。怪力と防御力を誇る彼を演じるのは、エボン・モス=バクラック。エミー賞を席巻した「一流シェフのファミリー・レストラン」でクセのあるリッチー役をこなした俳優だ。
ザ・シングの外見では残念ながら面影は残っていない。しかしよく見ると、画像後方の壁にバクラックの顔がわかる写真が飾ってある。
なお歴代ザ・シング役はマイケル・チクリス(2005、2007)、ジェイミー・ベル(2015)。
2作品の公開日が交換に
Marvel Studios’ The Fantastic Four arrives in theaters July 25, 2025. pic.twitter.com/Y8KfOo8ZoZ
— Marvel Studios (@MarvelStudios) February 14, 2024
今作の公開日は、『The Thunderbolts(原題)』と交代になった。つまり『The Thunderbolts(原題)』が2025年5月2日、『ファンタスティック・フォー』が2025年7月25日公開予定だ。
なお、『ファンタスティック・フォー』といえばヴィラン(悪役)はドクター・ドゥーム。しかし、まだ悪役について詳細やキャスティングは明らかにされていない。続報に期待だ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。