ビリー・アイリッシュがTikTokerに好意的ではないとの言説が拡散されている。
現地時間2月18日。2024年のピープルズ・チョイス・アワードの授賞式が行われた。そこに出席したビリー・アイリッシュ(22)の言動と表情によって、ソーシャルメディア上では“ビリーが招待客の一部に難色を示していた”との情報が拡散された。
2023年も映画『バービー』への提供楽曲「What Was I Made for?」などで大活躍したビリー。今回のピープルズ・チョイス・アワードでは、歌手として年間最優秀ポップ・アーティストにノミネートされただけでなく、ドラマシリーズ『キラー・ビー』への出演によって年間演技賞(テレビ番組部門)も受賞した。
しかし、今回話題になったのは受賞やノミネートだけではない。会場ビリーがカイリー・ミノーグと会話していた姿が話題になっているのだ。動画手前の後ろ姿がカイリー・ミノーグだ。
1本の動画で大量の憶測が拡散中…
Billie Eilish at the 2024 #PCAs:
“There’s some like… TikTokers here” pic.twitter.com/PhultTjxcy
— Pop Crave (@PopCrave) February 19, 2024
「ここには…TikTokerたちか何かがいるみたい」。後方を親指で指差しながら、ビリーはカイリーに対してそうささやいたようだ。口を隠したひそひそ話のような様子ではあったものの、“TikTokers”という声が明確にカメラに拾われてしまったことで、この動画が広まっている。
眉をひそめた表情と言い方から「ビリーはTikTokerが嫌いな様子」「ビリーがTikTokerが会場に招待されていることに皮肉を言った」といった記事・投稿も散見されるが、真意は本人のみぞ知るところ。この会話の前に何があったのか、どのTikTokerに遭遇したのかは不明であるため、切り取られた一場面で「TikToker(全体が)嫌い」という印象がついてしまうのは気の毒かもしれない。
賞レースシーズンである現在、ビリーは多忙を極めている。彼女は2024年のグラミー賞で年間最優秀歌曲賞を受賞。受賞した「What Was I Made for?」を会場でも披露した。
さらにビリーは2024年のアカデミー賞で歌曲賞にも同曲でノミネートされている。もしビリーが受賞した場合、2022年の受賞(※)2度目の受賞だ。
※『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』主題歌「No Time to Die」での受賞。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。