ウィル・スミスが自身をモデルにしたAI生成動画をパロディ動画にした。
2月20日、俳優のウィル・スミスがInstagram(インスタグラム)を更新。はちゃめちゃな食べ方でパスタをほおばる自身の動画を投稿した。
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なお、投稿動画を見ればわかる通り、この動画には元ネタがある。1年ほど前に生まれたAI生成動画だ。動画ではスミスをモデルにしたと思われる人物がパスタを食べている。しかし映像のクオリティは面白いほどに低い。白目をむいたり、アゴからパスタを吸い込んだりとあまりにシュールだ。
19日、低クオリティならではのシュールさがクセになるこの動画が、1年ぶりに話題に。現在生成できるAI動画のクオリティの高さとの比較対象にされたのだ。
Will Smith eating spaghetti is only 12 months old.
2024 will be the year of AI video, voice and 3D.
SORA / OpenAI kicking it off.
LFG 🫡 pic.twitter.com/oFVlLxKeJG
— Victor Riparbelli (@vriparbelli) February 16, 2024
1年前のパスタ動画に対して、右が現在のAI生成動画。たしかに目まぐるしい進化と今後の可能性を感じる。
そして、このような投稿が大量にされたことを受けて、スミス自身がパロディ動画を投稿。「現在のAI動画」になりきったスミスはパスタをバクバクと楽しそうにほおばり、挙句の果てには他人のドレッドヘアにまでむしゃぶりつくという愉快な動画に仕上がっている。
投稿には6時間で3,500以上ものコメントがついている。「まさか実写版を観ることになるとは思わなかった(笑)」「本当にやっちゃったよ」とファンにも大きな反響を得ているようだ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。